澁澤龍彦の思考(仮)

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著訳者名谷﨑 龍彦 著
副題
書名ヨミシブサワタツヒコノシコウ(仮)
仕様/ページ数四六判/並製/250ページ
定価2,700円+税(予定)
ISBN978-4-7791-2831-8
出版年月日2022/6月(予定)
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内容紹介

エクリチュール化した「私」

澁澤の「書く=読む」という行為には、「(仏語の)純粋言語を日本語によって救い出す」(ベンヤミン「翻訳者の使命」)という運動が働いている。
そのとき、澁澤という「私(わたくし)」性はどこにあるのだろうか。

澁澤の「書く=読む」という行為は「純粋言語」を救出するとともに、澁澤という「私」性が消滅するのではないかというのが、筆者が考える澁澤におけるエクリチュール化した「私」の意味である。
このエクリチュール化した「私」は、消滅するとともに翻訳行為と同様、他者の「純粋言語」にまとわりつく「純粋思考」をもかぎりなくとりこんでいく。そして最後には、澁澤の博覧強記の「書く=読む」という行為は、澁澤の「私」性が消滅して、エクリチュールに他者、評者(筆者)までをもまきこんでいく。究極的にそこに浮上する澁澤の「思考」とはなにか……それを逐語訳的に翻訳・抽出していくのが本書の眼目なのである。

目次

(第1章)サドの自然
(第2章)『夢の宇宙誌』玩具・天使・アンドロギュノス・世界の終り
(第3章)『エロスの解剖』
(第4章)『胡桃の中の世界』

著者プロフィール

(たにざき・たつひこ)
1955年、三重県旧美杉村生まれ。
皇學館大学卒業。澁澤龍彦に私淑し文芸評論を始める。教育関係の仕事に携わりながら、村上春樹、飯島耕一、大江健三郎などを研究。主な著書には『村上春樹「1Q84」の性表出』『村上春樹の深い「魂の物語」』(彩流社)等がある。


※上記内容は情報登録時のものです。

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