誤解だらけの「ギャンブル依存症」(仮)

著訳者名 | 認定NPO法人ワンデーポート 編/中村努、高澤和彦、稲村厚 著 |
副題 | 当事者に向き合う支援のすすめ(仮) |
書名ヨミ | ゴカイダラケノギャンブルイゾンショウ(仮) |
仕様/ページ数 | A5判/並製/168ページ |
定価 | 1,900円+税(予定) |
ISBN | 978-4-7791-2829-5 |
出版年月日 | 2022/6月(予定) |
内容紹介
「ギャンブル依存症」は「病気」なのか
「ギャンブル依存症」というと、だらしない病気だ、犯罪者だ、責任感がないなど世間の差別・偏見がつきまとう。そしてその支援に対しては、ギャンブル依存症という共通の病気があり医療と自助グループにつなげれば解決だ、という対応がとられることが多い。
本書では、それに異議をとなえ、目の前の現象(ギャンブル行動)に惑わされず、その人の生活歴・成育歴・家族歴などから複合的な背景を見つめ、楽しみも取り入れながらその人に合った個別的・長期的な人生支援を提案する。
日本で初めてギャンブル依存の人を支える施設(認定NPO法人ワンデーポート)を作り支え続ける著者が、20年以上の活動の中で多くの当事者に関わりながら得た実感とは。
事例紹介と専門家との対話から望ましい支援のあり方を考える。
目次
第1章 従来の方法では苦しむ人がたくさんいる!
第2章 さまざまな当事者と家族のケース
第3章 専門家(児童精神科医、東京都自閉症協会 前理事長 など)との対談
著者プロフィール
ワンデーポート
2000年に日本で初めて開設されたギャンブルに問題がある人の回復施設。家族相談にも応じている。
中村努(なかむら・つとむ)
1967年生まれ。10代からギャンブルにはまり始め29歳でやめたあとワンデーポートを立ち上げる。NPO法人ワンデーポート理事兼施設長。
高澤和彦(たかさわ・かずひこ)
1963年生まれ。精神保健福祉士。埼玉県立精神医療センターを経て浦和まはろ相談室代表。東京・千葉・埼玉の精神保健福祉センターで依存問題の助言者等を務める。
稲村厚(いなむら・あつし) 1959年生まれ。司法書士。精神保健福祉センター等において家族教室講師、個別相談を担当。主著『ギャンブル依存と生きる』(彩流社)