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月別一覧

日々是好日 第16回

2021 年 1 月 15 日 金曜日

山本有紀

 

◇1月○日

宝塚大劇場へ、雪組公演「fff/シルクロード」を観に行く。

2021年観劇初め。

⁂ ⁂ ⁂

大きい半紙に墨で宝塚大好きと書きたい。

「fff」よいです。望海さん(雪組男役トップスター)の声がどんどん出ます。役の人生がなかなか上手くいかないところもまたよい。

「シルクロード」は中華料理屋(?)で戦うシーンが本当にはちゃめちゃによいです。永久に見たい! 演出家さんこのモチーフ好きね! 後でパンフレットをよくよく読むと、演出家さんは意図的だったということがわかりました。ごちそうさまです……。

久々の宝塚大劇場での雪組公演に心はたぎり、つい饒舌になってしまいました。

2021年、感染拡大防止には努めつつも、外から刺激の得られる1年になればよいなと心から思います。

不安の強い時期ほど、愛と希望を忘れない宝塚に助けられたいです……。

 

◇12月△日

弁護士ドットコムと有料契約し、自分のページを作ってもらう。 (続きを読む…)

耳にコバン ちょっとためになるボク的ロックンロール通信 第18回

2021 年 1 月 15 日 金曜日

耳にコバン第18回 「あ」とか「ザ」とか

コバン・ミヤガワ

 

 

ついつい「あ」が出る。

無意識に「あ」が出るたびに、心の中でも「あっ」と言っている。

 

 

いつものようにコンビニやスーパーに行って、買うものをカゴに入れ、レジに向かう。

「ポイントカードはお持ちですか?」と店員さん。

「あ、持ってないです」とボク。

「お箸はご利用ですか?」と店員さんがまた尋ねる。

「あ、いらないです」と答える。

 

最近この「あ」がすごく気になっている。 (続きを読む…)

一杯の紅茶と英文学 〜『赤毛のアン』のお茶会編〜 第12回

2021 年 1 月 15 日 金曜日

なぜアンは薔薇のティーセットに憧れるのか?

南野モリコ

「色」が豊かさの象徴だったアンの時代

『赤毛のアン』がきっかけで欧米の喫茶文化のとりこになった筆者が、「お茶会」をキーワー ドに『赤毛のアン』についてひたすら深読みするコラム、第12回となりました。紅茶を飲みな がら気楽にお読み頂けると嬉しいです。緊急事態宣言下に、このコラムが少しでも安らぎになりますように。

 

本間美千代、トシ子著『赤毛のアンのお料理ノート』(文化出版局、1979年)

さて、2021年早々ステイホームが再び叫ばれる中、NHKドラマ『花子とアン』の再放送が始ま ります。『赤毛のアン』を初めて日本語に翻訳した村岡花子さんの生涯を描いたドラマです が、昨年はアニメ版『赤毛のアン』の再放送にNetflixドラマ『アンという名の少女』の地上波 放送がありました。日本に『アン』の読者がこれほど多いのは、テレビ・アニメの影響があり ます。アンからスピンアウトした料理やライフ・スタイルの書籍が出版されるようになったの もアニメが放送された1979年以降。テレビの影響は偉大です。『花子とアン』再放送で、また たくさんの方がアンの腹心の友となることでしょう。 (続きを読む…)

あてにならないおはなし 第15回

2021 年 1 月 15 日 金曜日

第15回 「わかりません」は、どっちだ

 

阿部 寛

 

小学校入学から大学院中退までを学生生活としてとらえると、小学校6年、中学校3年、高校3年、大学浪人2年、大学4年、フリーター兼大学院浪人2年、大学院3年。なんと23年間も学生生活を続けていたことになる。これだけみても「社会的不適応者」と断じられるに違いない。

先日、改めて住所と転居回数を数えてみたら、山形県新庄市を皮切りに、東京都目黒区、調布市、横浜市中区内2ケ所、同市保土ヶ谷区、厚木市内6ケ所、京都市3ケ所と、合計15ケ所を転々としてきたことになる。なんとも腰の落ち着かない、不安定な生活をしてきたものだ。これだけでも精神分析の対象になりそうだ。

もともと虚弱な体質を持ち合わせ、故郷を離れて都会で独り暮らしを始めてからは、心身バラバラ状態が増して、20代後半は絶不調に陥ったことは前述したとおりだ。やっとたどり着いた大学院生活も「順調」に過ごせたわけではなかった。もともと臆病だから、病院が嫌いだし、怖いし、信じてもいない。受診したら、きっと何らかの病名をつけられるに違いない。 (続きを読む…)

ひあり奈央の占星術 1/1〜1/31

2021 年 1 月 1 日 金曜日

ひあり奈央

 

 

今月は、昨年の6月28日に牡羊座入りした火星が1月7日に約半年ぶりにおうし座にサインチェンジすることに注目です。今回、火星が長く牡羊座に留まったことで、この半年間に今まで前例がなかったような新しい企画や試みがたくさん生まれました。それが今月7日からやっと真の意味で地上化し、具体的になってくるという流れです。過去半年間は、今動いていることが果たして良いのか悪いのかよくわからず、不確かなまま熱感だけで進んできた感があるのですが、今までやってきたことがどういうことだったのかが今月やっと腑に落ちてくるでしょう。今まで時間をかけてイメージされたもの、練られたものは着実に形になりやすい時です。また逆に、降って湧いてきたような企画を何となく走らせていた場合は具体的な障害物が現れやすくなるでしょう。

また7日からは、良くも悪くも自分の意見や理念や願望に非常に固執しやすくなってきます。この時期は相手の気持ちを客観的に捉えることが難しく、自分の考えていることこそが正義であると思い込みやすくなるので注意が必要です。第三者の目線を常に意識しながら進んでください。

1月13日は冥王星を伴って山羊座の新月が起こります。立場があるものが力を発揮しやすく、発言力が強まりやすいので気をつけましょう。1月29日は獅子座の満月。このタイミングで、情熱のかけどころを変化させる、今までのものに見切りをつけて新しい流れに入っていく流れになります。金銭面で大きな変化がある人も多くなりそうです。

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あてにならないおはなし 第14回

2020 年 12 月 15 日 火曜日

第14回 「世間論再考」

阿部 寛

 

新型コロナウィルス(Corona Virus Disease 2019(COVID-19))感染症拡大とその対策をめぐり、社会不安と偏見・差別が暴走し、感染患者とその家族や医療関係者に対して凄まじい社会的排除が全国的にくり広げられている。一方で、それに呼応するように「世間論」や「同調抑圧論」が静かなブームとなっている。

かねてより、わたしは「世間論」を基盤とした犯罪現象論や部落差別論を構想してきたが、思ったほど受け入れられなかった。

だが、コロナ禍における世間の暴走を目の当たりにした多くの人々が、われわれの行動準則たる「世間」の暴力性と排他性にようやく気付いたようだ。しかも、自分自身は「世間」には属せず、まるで対峙しているかのごとき主張も中には散見される。

しかし、ここは立ち止まって、この「世間」の正体をじっくり観察してみなければならない。このなんともつかみどころのない魔物を阿部謹也や佐藤直樹は、見事に腑分けしている。共通の時間感覚、贈与・互酬の関係、長幼の序、同調抑圧と排除、ケガレ観念などが複合的に連鎖反応するダイナミズムととらえている。この世間のとらえ方から判明することは、世間は変化を好まない、ということだ。しかし、これらの要素に分けてみても全体システムは判然としない。ここでは、個々の人間がどのように全体にかかわり、力が働いているのかが分からないのだ。

自分勝手なイメージで表現すると、まるで台風の眼だ。渦巻きながら暴風雨を巻き散らかし、しかも中心は真空で凪のように穏やかだ。いったん発生すると異常な勢力に発達し、コントロールできないほどの猛威を振るい、通り過ぎるとまるで何もなかったかのようにきれいさっぱりと無くなってしまう。個人としての責任も、加害・被害の判別さえ不明な不気味な現象。これは、きっと天皇制と深くかかわっている。

阿部謹也は、世間と個人の関係について、次のように指摘している。 (続きを読む…)

耳にコバン ちょっとためになるボク的ロックンロール通信 第17回

2020 年 12 月 15 日 火曜日

耳にコバン第17回「寒さの中の劣等生」

コバン・ミヤガワ

寒さと劣等感は、同じ頃にやってくるのだった。

 

 

先月に引き続き、学生の頃の話をもう少し。

 

冬は最も憂鬱な季節だった。

寒いからではない。

 

体育で持久走があるからだ。

魔の種目「持久走」である。 (続きを読む…)

一杯の紅茶と英文学 〜『赤毛のアン』のお茶会編〜 第11回

2020 年 12 月 15 日 火曜日

アンのお母さんは誰?

南野モリコ


生後3か月のアンを残して亡くなったバーサ・シャーリー

 

『赤毛のアン』がきっかけで欧米の喫茶文化のとりこになった筆者が、「お茶会」をキーワードにアヴォンリー・ワールドを深読みするコラム、第11回です。「ふーん、こういう見方もあるのね。クリスマス・ティーでも飲もう」と言いながら、気楽にお読み頂けると嬉しいです。

松本侑子さんの新訳『アンの夢の家』(文藝春秋)が発売になりましたね。村岡花子さんの翻訳に親しんでいた読者の方でも松本訳ファンは多いと思います。読まれる理由は、ひとつは村岡版『赤毛のアン』は、原作の一部が訳されていなかったのが、松本侑子版は全訳であること。そしてもうひとつは、巻末に付けられた豊富な解説です。

 

モンゴメリ著、松本侑子新訳『アンの夢の家』(文藝春秋、2020年)

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日々是好日 第15回

2020 年 12 月 15 日 火曜日

山本有紀

 

◇11月○日

「証拠開示のデジタル化を実現する会」(※1)の署名が回ってくる。

⁂ ⁂ ⁂

刑事事件で、検察によって起訴がなされると(この時、起訴された本人はその事件について「被疑者」から「被告人」という呼び名に変わります)、しばらくして弁護人をしている弁護士のところに検察から「証拠準備できました」と電話がかかってきます(証拠開示)。

証拠は、検察官が裁判で主張する事実の根拠なので、被告人の防御を行う立場の弁護人は証拠をよくよく検討しておく必要があります(例えば、犯行を目撃した人の供述調書に、矛盾した内容が書かれていないか─供述調書の証拠としての信用性は低くなります─とか、そもそも犯行を立証するための証拠が揃っているかとか)。

検察の言う、「証拠が準備されている」とは、検察庁で証拠が閲覧できるようになっているということなので、弁護人は、検察庁に足を運んで証拠を見にいかなくてはなりません(閲覧)。もっとも、枚数のある証拠を検討するには時間がかかるので、弁護人の多くは証拠をコピーして(謄写)、手元で検討できるようにしています。

証拠のコピー!

弁護人が検察庁に10円玉をたくさん持っていって一枚一枚コピー機でコピーすることもできますが、とにかく時間が膨大にかかります。なので司法協会等(コピーの業者さん。検察庁や裁判所の一角にあることが多い)に謄写をお願いし、事務所に郵送してもらうことが多いです。

しかし……まず業者さんに頼むコピーは、横浜地検内の業者さんだと白黒が1枚30円のカラーは1枚60円。横浜地裁小田原支部内の業者さんだと白黒が1枚45円のカラーは1枚80円(2020年調べ)。 (続きを読む…)

ひあり奈央の占星術 12/1〜12/31

2020 年 12 月 1 日 火曜日

ひあり奈央

 

 

今月は、長期目線でいっても重要な天体配置が多いので、大切な節目のタイミングになりやすいです。深遠な体験や決断をする人も多いでしょう。11月30日にはふたご座の月蝕、12月15日にはいて座の日蝕。12月17日には土星が山羊座から水瓶座にサインチェンジし、12月19日には木星が同じく山羊座から水瓶座にサインチェンジします。20日には冬至を迎え、12月22日には水瓶座に入ったばかりの木星と土星が正確に重なります。木星と土星が重なることをグレートコンジャンクションといい、これは20年に一度の現象です。今回は水瓶座で起こりますが、この木星と土星の空気感が今後20年間の社会基盤や社会ルールを決めていくと言われています。

前回は2000年に牡牛座で起こりました。この20年間は牡牛座が示すお金やモノ、五感で感じることや目で見たり手で触れたりできる物質が社会基準として大きな意味を持ったということです。それがこれから20年間は知性や理性、数字や情報やテクノロジーが社会を形作る基盤として大きな意味を持つことになるでしょう。今月はその始めの一歩です。

さらに長期目線で考えていくと、今は約200年ごとの社会基盤の変化の時です。今月はこれから約200年ほど続く「風の時代」と呼ばれる知性や情報が基盤となる新しい時代の始まりなのです。

また、冒頭でお伝えした通り、今月はふたご座の月蝕といて座の日蝕もあり、私たちの今までの常識や信念に変革が起こります。新しい知性や常識、情報に触れる機会が多くなりそうです。その中から正確な物、良いものを選び取る作業が必要になるかもしれません。また知識や情報の扱い方そのものにも、大きな変化がもたらされそうです。

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