盗まれた廃墟

盗まれた廃墟

ポール・ド・マンのアメリカ
巽 孝之/著
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発売日 : 2016/5/23

書名カナ ヌスマレタハイキョ
判型/製本 四六/並製
ページ数 222
ISBN 978-4-7791-7061-4
Cコード 0398
欧州において政治的に挫折した自身の過去を清算し、米国にて新たな自己を再創造しようとしたポール・ド・マン。米国文学思想史最大の「謎」に第一人者が挑む。学者批評家ド・マン自身を「脱構築」するエキサイティングな論考。巽 孝之978-4-7791-7061-4ポール・ド・マンのアメリカフィギュール彩
【主な目次】
第一部 盗まれた廃墟 ――アウエルバッハ、ド・マン、
パリッシュ――
  第一章 戦場のディコンストラクショニスト――暗号学と文献学
  第二章 修辞学の復権――または荒野に棲む魑魅魍魎
  第三章 ミメーシスの逆説――または「文学Z」の野望
第二部 水門直下の脱構築――ポー、ド・マン、ホフスタッター――
  第一章 陰謀理論から反知性主義へ
  第二章 ラカン、デリダ、ド・マン――「盗まれた手紙」論争再考
  第三章 盗まれたテープ、盗まれたミサイル 
  第四章 真実の夢盗人  
第三部 鬱蒼たる学府――アーレント、ド・マン、マッカーシー――
  第一章 イスラム国時代のアイヒマン 
  第二章 ある亡命ジャーナリストの肖像 
  第三章 リヴァーサイド恋物語
第四章 アメリカ大学小説の起源――『鬱蒼たる学府』を読む 
  第五章 イカルスの帰還 
第四部 注釈としての三章――ワイルド、水村、ジョンソン――
  第一章 箴言というジャンル――ソーカル事件の余白に  
       1 あるダンディの秘訣 
       2 不愉快な嘘か、難解な真実か 
       3 ファッショナブルの文学 
  第二章 アレゴリーはなぜ甦る――水村美苗のポール・ド・マン 
  第三章 人造美女の墓碑銘――バーバラ・ジョンソンの遺言―― 
        1 アメリカ的批評のスタイル
  2 墓碑銘文学の伝統
  3 モーセの娘たち 
  ポール・ド・マンのアメリカ文学史年表
  索引
巽 孝之
TAKAYUKI TATSUMI.
たつみ・たかゆき
慶應義塾大学文学部教授(アメリカ文学、現代批評理論)。
1955 年、東京生まれ。
コーネル大学大学院修了(Ph.D, 1987)。
日本英文学会監事、日本アメリカ文学会会長、
アメリカ学会理事、
北米学術誌 The Jourrnal of Transnational American Studies
編集委員などを務める。
● 主著に『サイバーパンク・アメリカ』(勁草書房、
1988 年度日米友好基金アメリカ研究図書賞)、
『ニュー・アメリカニズム』(青土社、1995 年度福澤賞)、
『アメリカン・ソドム』(研究社、2001 年)、
『リンカーンの世紀』(青土社、2002 年)、
『「白鯨」アメリカン・スタディーズ』(みすず書房、2005 年)、
『モダニズムの惑星』(岩波書店、 2013 年)、
Full Metal Apache (Duke UP, 2006) など多数。