ワーキングガールのアメリカ

ワーキングガールのアメリカ

大衆恋愛小説の文化学
山口 ヨシ子/著
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発売日 : 2015/10/13

書名カナ ワーキングガールノアメリカ
判型/製本 四六/並製
ページ数 192
ISBN 978-4-7791-7042-3
Cコード 0398
「ワーキングガール」を読者対象にした安価な「大衆恋愛小説」を軸に、文学史からこぼれおちた「大衆と読書」の関係を浮き彫りにし、「ワーキングガール」の歴史的・社会的・文化的背景を明らかにする。好評既刊『ダイムノヴェルのアメリカ』の姉妹書!山口 ヨシ子978-4-7791-7042-3大衆恋愛小説の文化学フィギュール彩
◉目次内容◉
第1章 ワーキングガールの物語
新ジャンルの物語/
犠牲者としての女性労働者/
「くだらない小説を書く有名作家」/
週刊物語新聞からダイムノヴェルへ/
本を買う楽しみ、本を借りる楽しみ/
「アメリカには若い娘に仕事がある」、など

第2章 ワーキングガールの物語の原型を求めて
映画『ワーキング・ガール』とリビーのワーキングガール/
元祖ワーキングガールの物語『パメラ』/
偽装結婚のモチーフ/
家庭小説からワーキングガールの物語へ/
「おてんば娘」の系譜/
ワーキングガールと観劇、など

第3章 世界をめぐるロマンス
階級をこえる「真実の愛」への夢/
ブレイムからリビーへ/
労働者階級向けのロマンス/
コスチューム・ロマンスの系譜/
ファッションとフィクションの消費者であること/
性格より「見た目」、など

第4章 ワーキングガール(働く女性)からワーキングガール(売春婦)へ
売春婦への道/
大都市の危険性/
オルコットと工場労働/
「売春の世紀」/
恋をもてあそぶワーキングガール/
「働く女性のクラブ」/
上流階級出身者の描いたワーキングガール/
社会福祉家のロマンス批判、など

第5章 読者としてのワーキングガール
厳しい現実を忘れるための読書/
『若草物語』は「ストーリーじゃない」/
メディアとしてのロマンス/
移民女子労働者にとっての読書/
ロマンスの事件性と連続性、など

第6章 ワーキングガールの物語のパロディとしての『シスター・キャリー』
都市へ向かう「田舎娘」/
ヒロインの特徴と「愛と金」をめぐるテーマ/
運命の逆転と「適者生存」/
「純粋で正直な少女」と「新しい女」/
「幸せ」の探究/ジャーナリズムの扱い/
『シスター・キャリー』で言及される人気小説と演劇、など
山口 ヨシ子
やまぐち・よしこ
神奈川大学外国語学部英語英文学科教授。
【著書】
『ダイムノヴェルのアメリカ──大衆小説の文化史』(彩流社、2013)、
『アメリカ文学にみる女性改革者たち』(共編著、彩流社、2010)、
『女詐欺師たちのアメリカ──十九世紀女性作家とジャーナリズム』
(彩流社、2006)、『アメリカ文学にみる女性と仕事』
(共編著、彩流社、2006)など。