歴史のなかのラディカリズム

歴史のなかのラディカリズム

新谷 卓/編著 、 中島 浩貴/編著 、 鈴木 健雄/編著
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発売日 : 2021/06/10

書名カナ レキシノナカノラディカリズム
判型/製本 A5判/並製
ページ数 224
ISBN 978-4-7791-2757-1
Cコード 0031

現状打破の為の認識と行動…ラディカリズムの担い手達の思想と行動とは? 本書は、それらを抵抗/対抗ラディカリズムに大まかに分け、現実に何が起こり、反抗の運動形態が如何なるものだったかを検証する、現代への架け橋である。

新谷卓、中島浩貴、鈴木健雄、小島望、清水多吉、ティル・クナウト、坂堅太、イングランド王党派、月面の男、ドイツ帝国、反軍国主義、プロイセン、プロパガンダ、イデオロギー、60年安保、六十年安保、ISK、ノイ・ベギネン
〔主な目次〕

序論 歴史の場としての「ラディカリズム」
第一部 「対抗ラディカリズム」
 第一章 三王国戦争期イングランド王党派ネイション概念とラディカルな契機──『月面の男』を手掛かりに……小島望
  1 問題の所在
  2 『月面の男』におけるネイション概念
 第二章 ドイツ帝国の「反軍国主義」とプロイセン・ドイツ軍における「対抗ラディカリズム」……中島浩貴
  1 多様性のなかの「反軍国主義」──「対抗」文化としての社会主義、自由主義の軍事論と平和主義
  2 「反軍国主義」とプロイセン・ドイツ陸軍──研究史上の問題と軍の現実認識
  3 「反軍国主義」的軍事論と「対抗プロパガンダ」
 終わりに──「反軍国主義」に対抗する対抗ラディカリズムの形成
 第三章 日本における反動右翼のラディカリズム──「イデオロギーの内戦」1917 ~ 1941 年……新谷卓
  1 「イデオロギーの内戦」とアンティ・共産主義
  2 右翼とは何か
  3 第一次世界大戦後の「イデオロギーの内戦」
  4 急進化するイデオロギー
  5 「イデオロギーの内戦」の終結と「想像の敵」
第二部 「抵抗ラディカリズム」
 第四章 政治を超えたラディカリスト 福本和夫……清水多吉
  1 後年の「フランクフルト学派」の人たちとの交叉
  2 論壇に登場──「山川イズム」を批判
  3 「コミンテルン」の非難で「水に落ちた犬」へ、そして逮捕
  4 獄中一四年で得たもの
  5 柳田国男を超えて──『日本ルネッサンス論』
  6 検証されるべき遺産
 第五章 1920/30年代 反体制派のなかの反対派──「転向」と「山川イズム」、左派社会主義労働組合運動……ティル・クナウト
  1 山川イズム
  2 本所における左派社会主義的労働運動
  3 人民戦線と転向
 第六章 1920/30年代ドイツ小規模社会主義組織におけるラディカリズム──ISKとノイ・ベギネンを中心に……鈴木健雄
  1 ISKのラディカリズム
  2 ノイ・ベギネンのラディカリズム
 おわりに代えて:二つの「ラディカリズム」から見えてくるものとは?
 第七章 「戦後派文学」にとっての「戦後」理念──佐々木基一と60年安保闘争……坂堅太
  1 平野謙の「変質」
  2 「近代」批判の反復とその意味
  3 六〇年安保闘争に見出されたもの
  4 安保闘争の二重性とその問題点
  5 「戦後」理念の失効
新谷 卓
あらや たかし。
立教大学非常勤講師。明治大学大学院博士後期課程修了、博士(政治学)。

著書等に『比較外交政策──イラク戦争への対応外交』(共著、明石書店、2004年)、『55年体制の政治──1955~1964』(共編、つなん出版、2005年)、『冷戦とイデオロギー 1945~1947──冷戦起源論の再考』(つなん出版、2007年)、『クラウゼヴィッツと「戦争論」』(共著、清水多吉・石津朋之 編、彩流社、2008年)、『ドイツ史と戦争 「軍事史」と「戦争史」』(共著、三宅正樹・新谷卓・石津朋之・中島浩貴 編著、彩流社、2011年)、『終戦と近衛上奏文 アジア・太平洋戦争と共産主義陰謀説』(彩流社、2016年)、『軍事史とは何か』(共訳、トーマス・キューネ、ベンヤミン・ツィーマン 編著、中島浩貴 他訳、原書房、2017年)などがある。
中島 浩貴
なかじま ひろき。
東京電機大学講師。

1977年、北海道旭川市生まれ。
2003年、立正大学大学院文学研究科
    修士課程史学専攻修了。
2008年、早稲田大学大学院教育学研究科
    博士後期課程単位取得退学。
2017年、博士(学術、早稲田大学)取得。
現在、東京電機大学理工学部共通教育群講師。

著訳書等に『クラウゼヴィッツと『戦争論』』(清水多吉・石津朋之 編、共著、彩流社、2008年)、『戦争と近代 ポスト・ナポレオン200年の世界』(石塚正英・工藤豊・中島浩貴・山家歩 編著、社会評論社、2011年)、『ドイツ史と戦争 「軍事史」と「戦争史」』(三宅正樹・新谷卓・石津朋之・中島浩貴 編著、彩流社、2011年)、『軍事史とは何か』(共訳、トーマス・キューネ、ベンヤミン・ツィーマン 編著、中島浩貴 他訳、原書房、2017年)『「技術」が変える戦争と平和』(道下徳成 編著、共著、芙蓉書房出版、2018年)、『国民皆兵とドイツ帝国 一般兵役義務と軍事言説 1871 〜 1914』(彩流社、2019年)などがある。