
書名カナ | トキヲカケルロウジョ |
判型/製本 | 四六/並製 |
ページ数 | 216 |
ISBN | 978-4-7791-2701-4 |
Cコード | 0023 |
高原に住み、街中に暮らし、南にも北海道にも住んだ。台湾、スペイン、メキシコ、コスタリカ、アメリカなど思いつくままに暮らした。自ら“ 根無し草” の生き方を選び、物を捨て、人と繋がる人生を生きる “ 高等遊民” の足跡!
主な目次 序 台湾・南投県の山中で 第Ⅰ部 台湾、日本、そしてアメリカの青春 わが家と台湾 母国から祖国へ──引き揚げ船の思い出 佐世保から三島、そして深川へ 渡米・フィラデルフィアの美術学校へ まだ人種差別は厳然とあった ほか 第Ⅱ部 記者の妻、二人の娘の母として 大阪での出会い、そして結婚 辞表を胸に出社する夫──煩わしい人間関係 定年後は海外で暮らしてみよう──第二の人生を ほか 第Ⅲ部 世界あちこち二〇年──放浪夫婦が求めたものは いよいよ定年、高原に移住──大分県の塚原高原へ 山小屋を開業──第二の就職? 飛んでシンガポール── 一家四人の海外旅行 山小屋を閉じて「旅」の生活へ──助走期間を終えて 夫婦そろって小学校に入学──メキシコ・クエルナバカ 河童の棲む家──千葉・大原に帰って ポルトガル──港町・セジンブラ ふたたびメキシコへ──地方を回る日々 夫が病む──保養地プエルト・バジャルタのスコール コスタリカで家を買う──素敵な住環境で…… 夫の希望で北海道へ──厳冬の生活の良さも知る 山口県光市の海辺へ──台風で雨戸が飛んだ! インド・マドラス──マッサージの修了証をもらう フィリピンの無人島に渡る──終の棲み家を求めて 夫の息を引き取る──「引き取ったものは無駄にできない!」 ほか 第Ⅳ部 終の支度……そして、台湾に還る 夫が逝ってしまってから──自分を見失った日々 旅の再開は鎮魂から──実感した時の流れ 次女に息子が授かる──73歳のベビーシッター 家の解体を決意──娘達への最後の贈り物 ほか |