新たな和解の創出

新たな和解の創出

グローバル化時代の歴史教育学への挑戦
馬 暁華/編
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発売日 : 2020/8/5

書名カナ アラタナワカイノソウシュツ
判型/製本 A5/並製
ページ数 304
ISBN 978-4-7791-2693-2
Cコード 0020
近代日本の戦争と植民地支配をめぐる諸問題をいかに歴史教育学の課題とし、その「歴史的事実」を礎石として歴史和解を実現し得るかを、「戦争と和解」「歴史教育と和解」「戦争の記憶と和解」を中心に国際比較の視点で考える。馬 暁華978-4-7791-2693-2グローバル化時代の歴史教育学への挑戦
まえがき…………………………馬暁華(大阪教育大学准教授)

   第I部 戦争・植民地支配と和解構築

第1章 北ビルマ・雲南戦線における日本軍の作戦展開と
    在留邦人としての慰安婦……浅野豊美(早稲田大学教授)

第2章 戦後初期国民政府の対日講和構想
    ──三つの講和条約草案を手がかりに
             …………段瑞聡(慶應義塾大学教授)

第3章 戦後日本の朝鮮植民地支配問題認識
    ──日韓国交未回復期(1945 ~ 65 年)を中心に
      ……………松田利彦(国際日本文化研究センター教授)

   第Ⅱ部 未完の和解──アジア地域の戦争史教育の現状

第4章 日本・中国・台湾における歴史教育と
    歴史認識の相互比較
      ………………澁谷由里(帝京大学教授)

第5章 中国の中学校・高校歴史教育における中日戦争
      ………………楊彪(中国華東師範大学教授)

第6章 中国大学歴史教育の基礎科目における「抗日戦争」
    ──『中国近現代史綱要』を中心に
    ……張連紅(中国南京師範大学抗日戦争研究センター教授)

第7章 東南アジア史における「記憶」の問題────概要と論点
    ………………岡田泰平(東京大学准教授)

   第Ⅲ部 記憶から歴史へ
       ──グローバル化時代の歴史教育学の課題

第8章 世紀の忘却を越えて
    ──日露戦争100 周年記念行事を中心に
    ………………都珍淳(韓国国立昌原大学校教授)

第9章 戦争博物館、犠牲をもたらすことと国家物語
    ──日本・韓国・米国の比較研究
    ………………マーク・カプリオ(立教大学教授)

第10章 記憶から人類共通の遺産へ
    ──「負の世界文化遺産」から考える
       グローバル時代の和解と共生
    …………………馬暁華(大阪教育大学准教授)

結びにかえて グローバル時代における和解と歴史教育への挑戦
    ………………油井大三郎(東京大学・一橋大学名誉教授)

あとがき…………………………………………馬暁華
馬 暁華
Xiaohua Ma.
中国遼寧師範大学英文科卒、お茶の水女子大学大学院
比較文化学学科博士課程修了(歴史学博士)、
現在、大阪教育大学准教授。
著書等に
『幻の新秩序とアジア太平洋 第二次世界大戦期の米中同盟の軋轢』
(馬暁華 著、彩流社、2000年)、
『記憶としてのパールハーバー』(「記憶の戦い 馬暁華」所収、
 細谷千博、入江昭、大芝亮 編、ミネルヴァ書房、2004年)、
『植民地帝国日本の法的展開』(「領域主権と重層的大東亜法秩序構想
「大東亜共栄圏」における法秩序再構築への道  馬暁華」所収、
 浅野豊美、松田利彦 編、信山社出版、2004年)、
『多文化社会の構築とアジア系アメリカ人のアイデンティティに
 関する総合研究』(馬暁華著、大阪教育大学、2004-2006年)、
『東アジア近代史における「記憶と記念」 日文研フォーラム:第255回』
(都珍淳、馬暁華、松田利彦、国際日本文化研究センター、2012年)、
『 Chinese American memory of World War Ⅱ 』(Xiaohua Ma 著、
 学術研究出版/ブックウェイ、2015年8月)
『〈日中戦争〉とは何だったのか  複眼的視点』
(「グローバル・ヒストリーのなかの日中戦争 馬暁華」所収、黄自進、
 劉建輝、戸部良一 編著、ミネルヴァ書房、2017年)などがある。