繋がりの詩学

繋がりの詩学

近代アメリカの知的独立と〈知のコミュニティ〉の形成
倉橋 洋子/編著 、 髙尾 直知/編著 、 竹野 富美子/編著 他
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発売日 : 2019/2/14

書名カナ ツナガリノシガク
判型/製本 A5/上製
ページ数 361
ISBN 978-4-7791-2557-7
Cコード 0098
18~19世紀末の米国では、改革・発展の使命感と欧州からの精神的独立志向により様々な知のコミュニティが形成された。国家のアイデンティティ確立に貢献した人々の〈繋がり〉を浮き彫りにし、米国の知的独立への道を辿る。倉橋 洋子髙尾 直知竹野 富美子城戸 光世978-4-7791-2557-7近代アメリカの知的独立と〈知のコミュニティ〉の形成
第Ⅰ部 共和国と知のコミュニティ

◉マンハッタンの「魔女狩り」
  ──ニューヨーク奴隷叛乱陰謀事件における
    情報解釈共同体的誤謬
………【白川恵子/同志社大学教授】

◉アメリカ哲学協会とアメリカン・アイデンティティの誕生
  ──金星とマンモスを追いかけて
………【竹腰佳誉子/富山大学准教授】

◉ニューヨークの知的サークル「フレンドリー・クラブ」と
 初期アメリカ文学の形成
  ──チャールズ・ブロックデン・ブラウンの
    『オーモンド』を中心に
………【辻祥子/松山大学教授】

第Ⅱ部 ニューイングランド的コミュニティ

◉エマソンの「透明な」自然と環大西洋思想の環流
………【成田雅彦/専修大学教授】

◉『マサチューセッツの報告書』と
  ソローの「マサチューセッツの博物誌」
………【竹野富美子】

◉ホーソーンと『懐かしの故国』のピアスへの献辞
  ──サタデー・クラブを中心に
………【倉橋洋子】

◉知の伝道師ヘンリー・ワズワース・ロングフェロー
………【稲冨百合子/岡山大学非常勤講師】

第Ⅲ部 女性と知のコミュニティ

◉想像の世界文学共同体
  ──マーガレット・フラーの『ゲーテとの対話』翻訳
………【古屋耕平/神奈川大学准教授】

◉会話というコミュニティ
  ──〈愛〉の実現の場としてのマーガレット・フラーの〈会話〉
………【髙尾直知】

女たちのユートピア
──ブルック・ファームにおける理想と現実
………【城戸光世】

第Ⅳ部 メルヴィル的コミュニティ

◉メルヴィルとシェイクスピア、あるいは幻の文学共同体
  ──「ホーソーンと彼の苔」のころ
………【橋本安央/関西学院大学教授】

◉メルヴィルと「ヤング・アメリカ」
………【林姿穂/三重県立看護大学准教授】

◉劇場文化の政治学
  ──「二つの教会堂」を通して読み解く『信用詐欺師』
………【竹内勝徳/鹿児島大学教授】

第Ⅴ部 拡がりゆくコミュニティ

◉重なる断片、生まれるコミュニティ
  ──ルイーザ・メイ・オルコットの模倣とその作品の行方
………【本岡亜沙子/広島経済大学准教授】

◉ローウェル、フィールズ、ハウエルズの編集方針
  ──『アトランティック・マンスリー』に見る
    知的コミュニティの形成
………【中村善雄/ノートルダム清心女子大学准教授】

◉世紀末イギリス社会主義者たちの〈アメリカン・ルネサンス〉
………【貞廣真紀/明治学院大学准教授】
倉橋 洋子
Yoko KURAHASHI.
東海学園大学教授。
論文等に
「ホーソーンのアメリカ独立革命観」
(『人と言葉と表現  英米文学を読み解く』所収、
東海英米文学会編、学術図書出版社、2016年)、
「キューバにおける捕囚と抵抗
――メアリー・ピーボディ・マンの『フアニータ』」
(『越境する女―19世紀アメリカ女性作家たちの挑戦』
所収、倉橋洋子・城戸光世・辻祥子 編、開文社、2014年)
他多数。

髙尾 直知
Naochika TAKAO.
中央大学教授。
論文等に
「ホーソーンとキューバ――「ラパチーニの娘」、
『キューバ・ジャーナル』、『フアニタ』」
(『モンロー・ドクトリンの半球分割
 トランスナショナル時代の地政学』所収、
下河辺 美知子 編著、彩流社、2016年)、
「「新しい霊がぼくにはいって住みついた」
――オルコット『ムーズ』とイタリア」」
(『環大西洋の想像力  
越境するアメリカン・ルネサンス文学』所収、
竹内勝徳・高橋勤 編著、彩流社、2013年)他多数。