多文化アメリカの萌芽

多文化アメリカの萌芽

19~20世紀転換期文学における人種・性・階級
里内 克巳/著
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発売日 : 2017/5/26

書名カナ タブンカアメリカノホウガ
判型/製本 四六/上製
ページ数 480
ISBN 978-4-7791-2332-0
Cコード 0098
南北戦争の混乱を経て、急激な変化を遂げたアメリカ。多くの社会矛盾を抱えるなか、アフリカ系、先住民系、移民等、多彩な書き手たちが次々と現われた。11人の作家のテクストを多層的に分析、「多文化主義」の萌芽をみる。里内 克巳978-4-7791-2332-019~20世紀転換期文学における人種・性・階級
第Ⅰ部 他者を捉える
──都市と農村のルポルタージュ

第1章 写真と言葉で描かれた都市
──ジェイコブ・A・リース『向こう側にいる人々の暮らし』

第2章 豊かさの向こう側
──スティーヴン・クレイン『街の女マギー』

第3章 〈車窓の社会学者〉に抗して
──W. E. B. デュボイス『黒人のたましい』①

第Ⅱ部 自己を表わす──マイノリティ文学の私語り

第4章 死の影の谷を抜けて
──W. E. B. デュボイス『黒人のたましい』②

第5章 赤い鳥のビーズ細工
──ジトカラ=シャ『アメリカ・インディアンの物語』

第6章 奇跡の人の文学
──ヘレン・ケラー『私の人生の物語』

第Ⅲ部 物語る──エスニック・ロマンスの主張

第7章 歴史のトラウマを書く
──アリス・キャラハン『ワイネマ──森の子供』

第8章 融けきらない移民たち
──エイブラハム・カーハン『イェクル』

第9章 トランスパシフィックの物語学
──スイシンファー「スプリング・フラグランス夫人」
その他の短編

第Ⅳ部 過去を振り返る──世紀転換期の小説と奴隷制

第10章 〈人種〉のメロドラマ
──フランシス・E・W・ハーパー『アイオラ・リロイ』

第11章 〈人種〉から〈人類〉へ
──チャールズ・W・チェスナット『杉に隠れた家』

第12章 アメリカの始まりに目を凝らして
──マーク・トウェイン『それはどっちだったか』、
「インディアンタウン」
里内 克巳
さとうち・かつみ
大阪大学言語文化研究科准教授。
南北戦争後から20世紀初頭までのアメリカ文学を
主たる専門とする。
【著書】『マーク・トウェイン文学/文化事典』
(共編著、彩流社、2010年)、
『バラク・オバマの言葉と文学
──自伝が語る人種とアメリカ』(編著、彩流社、2011年)。
【訳書】
ジョージ・ワシントン・ケイブル『グランディシム一族
──クレオールたちのアメリカ南部』
(共訳、彩流社、1999年)、
マーク・トウェイン『それはどっちだったか』
(彩流社、2015年)。