
書名カナ | タカハシタカコ ジゴクヲサマヨウタマシイ |
判型/製本 | 四六/上製 |
ページ数 | 227 |
ISBN | 978-4-7791-2312-2 |
Cコード | 0095 |
泉鏡花賞、川端康成賞、田村俊子賞、女流文学賞、読売文学賞、毎日芸術賞を受賞し高い評価を受けながらも、一般読者に敬遠された孤高の作家、高橋たか子。難解と言われる観念論的な領域に軸足が置かれた作品世界を読み解く。
【Ⅰ】 作家の特徴──『渺茫』によって 【Ⅱ】 わたしが真犯人なの……? ──『ロンリー・ウーマン』 第一章 乾いた響き 第二章 なりすまし 第三章 「それは私です」 【Ⅲ】 目眩く灼熱を歩いたのだ──『空の果てまで』 第一章 エピソードいくつか 第二章 哲学少女 第三章 第一の犯行 第四章 第二の犯行 第五章 火急の自分 【Ⅳ】 心性への侵犯──『誘惑者』 第一章 言いようもない 第二章 私、不安だわ 第三章 ロマンのかけらもない 第四章 何でもできる 第五章 詰襟の学生 【Ⅴ】 自分探しの旅路──『奇妙な縁』 第一章 老女るりこ 第二章 出会い 第三章 幻影 第四章 羽岡フレーズ あとがき |