
書名カナ | ミャンマーノレイメイ |
判型/製本 | 四六/並製 |
ページ数 | 288 |
ISBN | 978-4-7791-1976-7 |
Cコード | 0022 |
植民地から独立、“鎖国”、蜂起、軍政、そして「民政移管」へ。革命でもなく、クーデタでもなく、民主化・対外開放に進むビルマ/ミャンマー。その特異な変革のダイナミズムを元ミャンマー大使が読み解く“遠くて近い”の国の素顔。
はじめに 1 「西洋の衝撃」とビルマ民族主義 ・英国による植民地化と伝統社会の崩壊╱ ・反英民族闘争への日本の関わり ほか 2 ビルマの独立と議会制民主主義の貴重な経験 ・独立に向けての英国との最後の折衝 ・少数民族、共産勢力に揺さぶられるウ・ヌー政権 ・非同盟・中立政策への傾斜 ほか 3 奈落の底に堕ちた26 年間――独裁者ネ・ウインの治世 ・「社会主義ビルマの道」╱・鎖国政策の中の対外関係 ・日本との「エモーショナルな」関係 ほか 4 1988 年の民衆蜂起と軍政の樹立 ・国家暴力と「パリア国家」の成立 ・タン・シュエの出現と「国民会議」の試み ・対外関係――ASEANと日本 ほか 5 キン・ニュンとアウン・サン・スー・チー――対話の試み ・情報機関の統括と対外的マウスピース ・「対話」に意欲を示すアウン・サン・スー・チー ・「民主化」への「七段階のロードマップ」 ほか 6 強まる外的圧力と「国民会議」の再開 ・国際社会の中でのミャンマー軍事政権╱・各国の対応 ・「国民会議」の再開と憲法の制定 ほか 7 僧侶の反乱とサイクロンの来襲 ・反政府デモ╱・サイクロン「ナルギス」の直撃と被災 ・政治プロセスへの影響 ほか 8 軍政よりバトンタッチされた「民政」の滑り出し ・テイン・セイン政権の成立 ・スムーズに進んだ「権力の継承」 ・国民和解への動き ほか 9 「民政移管」とミャンマーの対外関係 ・中国╱タイ╱インド╱米国╱EU諸国╱ ASEAN ╱国連╱北朝鮮╱日本 10 ミャンマーの黎明―結びに代えて |