
書名カナ | ヴォルガノドイツジンジョセイアンナ |
判型/製本 | 四六/上製 |
ページ数 | 122 |
ISBN | 978-4-7791-1885-2 |
Cコード | 0023 |
裕福な農家生まれのアンナは、戦争と革命、内戦の悲劇に襲われ、困窮と飢餓を味わう。徒歩で国境を越えるが捕まり、ポーランドの収容所を転々としてドイツへ。1930年代に入るとロシアから飢餓の訴え、再び悲劇が……。20世紀の歴史の一端を映す貴重な証言。
●目 次 はじめに 一 ヴォルガ・ドイツ人とは 二 平穏な、豊かな生活、そして不慮の事故 ――第一次世界大戦前 (1)アンナの家 (2)ヴォルガ・ドイツ人の生活 (3)不慮の事故 (4)アンナの夢 三 戦争、革命、内戦、そして飢餓のなかで (1)戦場の兄弟たち (2)ドイツ人捕虜との交流 (3)免れた強制移住 (4)社会主義革命、そして財産没収 (5)兄弟は戦場から帰還、そして赤軍へ (6)内戦、そして徴発 (7)困窮、そして飢餓 四 ドイツへの脱出――不法に国境を越えて (1)列車でサラトフからミンスクへ (2)不法国境越えを決意 (3)森のなかを徒歩で国境越え (4)ポーランドの収容所を転々として (5)いよいよドイツ入国 五 ロシアに再び大飢饉、両親の死、飢餓からの訴え ――一九三〇年代初頭 (1)両親の死――妹アマリーからの手紙 (2)飢餓からの訴え (3)兄弟姉妹家族の消息 おわりに――アンナのソヴィエト批判 あとがき |