環大西洋の想像力

環大西洋の想像力

越境するアメリカン・ルネサンス文学
竹内 勝徳/編著 、 高橋 勤/編著
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発売日 : 2013/4/1

書名カナ カンタイセイヨウノソウゾウリョク
判型/製本 A5/上製
ページ数 384
ISBN 978-4-7791-1876-0
Cコード 0098
ナショナル・アイデンティティをもたらしたのは「分断」ではなく、より広い世界との「接続」ではなかったか。メルヴィル、ホーソーン、ホイットマンなど、アメリカン・ルネサンスの作家たちをトランスナショナルな枠組みで読み直す。竹内 勝徳高橋 勤978-4-7791-1876-0越境するアメリカン・ルネサンス文学
はじめに

【特別寄稿】
ポール・ジャイルズ(田ノ口正悟・渡邉真理子 訳)
「アメリカ文学を裏返すーー環大西洋の海景と全地球的想像力」

==第1 部 大西洋世界の旅と交易==
◆西谷拓哉
「メルヴィルとトランスナショナルな身体
 ——『白鯨』、『イスラエル・ポッター』を中心として」
◆高野泰志
「トランスアトランティック・アペタイトーー
『アーサー・ゴードン・ピムの物語』における食の表象」
◆竹内勝徳
「二つの国家と二つの「富」——エマソンの大西洋経済学」
◆城戸光代
「共和国幻想
 ——マーガレット・フラーのヨーロッパ報告」
◆飯野友幸
「ニューオーリンズのホイットマン
 ーー南部との遭遇、詩人への道」   

==第2 部 ニューイングランドの変容==
◆成田雅彦
「アメリカン・ルネサンスと二つの埋葬
 ーーエマソン、ポー、「理性」のゆくえ」
◆髙尾直知   
「「新しい霊がはいって住みついた」
 ーーオルコット『ムーズ』とイタリア」
◆村田希巳子   
「産業革命によるホーソーン文学の変容
 ーー運河と鉄道を中心として」
◆高橋勤  
「経済と道徳——綿花をめぐる物語」
◆阿部公彦   
「ホイットマンの音量調節」

==第3 部 国家とエスニシティ==
◆稲冨百合子
「『大理石の牧神』における人種問題
 ーーミリアムを中心として」
◆大島由起子
「『クラレル』のニュー・パレスチナと北米先住民」
◆小林朋子
「根なし草(コスモポリタン)の夢想した解放
 ーー経路で読む『ブレイク、あるいはアメリカのあばら家』」
◆井上間従文   
「帝国の「ほつれた縁」、または、生政治の「孤島」たち
 ーーマシーセンとオルソンの『白鯨』論」
◆佐久間みかよ  
「マン島の水夫、「孤島に生まれて」——
 アイルランド移民表象とアメリカン・ルネサンス作家」
竹内 勝徳
1960年生まれ、鹿児島大学・教授。
主要業績:『クロスボーダーの地域学』(共編著、南方新社、2011年)、
「"Clap eye on" Captain Pe(g)leg/Ahab--メルヴィルによる『白鯨』の
原稿修正と反ナショナリズムの衝動」『アメリカ文学研究』第46号(2010年)、
“Streaming of Musical of Musical (Un)Consciousness:
Signifyin(g) Process against Definer's Community
 in Toni Morrison's Beloved”『九州アメリカ文学研究』第49号(2008年)。
高橋 勤
1958年生まれ、九州大学・教授。
主要業績:『コンコード・エレミヤーーソローの時代のレトリック』
(単著、金星堂、2012年)、『〈移動〉のアメリカ文化学』(共著、ミネルヴァ書房、
2011年)、『「ウォールデン」』(共編著、ミネルヴァ書房、2006年)。