
書名カナ | ハクジンシハイノカナダシ |
判型/製本 | A5/上製 |
ページ数 | 368 |
ISBN | 978-4-7791-1821-0 |
Cコード | 0022 |
多文化共生・多文化主義の国として知られるカナダ。だが、長らく「白人」が「非白人」を支配してきたことはいまや忘れ去られようとしている。「闇」を直視し、カナダ史の諸相を丹念にあぶり出すことで、さらなる多文化共生の可能性を考える。
序論—問題の所在 第1部 白人社会の「内なる脅威」―精神障害者の処遇 第1 章 カナダにおける優生学 第2 章 優生学の展開(Ⅰ)―第一次世界大戦まで 第3 章 優生学の展開(Ⅱ)―第一次世界大戦から 1930 年代初頭まで 第4章 優生学の展開(Ⅲ)―断種法論議の再燃と衰退 第5 章 「中間的存在」の処遇と白人性 第2部 白人社会の「外なる脅威」―非白人の処遇 第1章 中国人移民と白人 第2章 先住民インディアンと白人 第3部 白人の序列化―1920 年代前半の移民政策を手が かりに 【補論】 第1章 「好ましき国々」と「好ましからざる国々」 第2章 小委員会史料の分析 結論 |