回想の全共闘運動

回想の全共闘運動

今語る学生叛乱の時代
『置文21』編集同人/編 、 大石 和雄/ 、 神津 陽/ 他
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発売日 : 2011/10/27

書名カナ カイソウノゼンキョウトウウンドウ
判型/製本 A5/上製
ページ数 320
ISBN 978-4-7791-1685-8
Cコード 0036
大学闘争40+α周年への記念出版! 中大、東京教育大、慶應大、日大の当事者の回想を中心に、個別大学の闘争の事実に立脚し、かつ大学を超えた討論を付して大運動の実像を伝える。40余年の時を越えて贈る若い世代への全共闘世代よりの最後の資料提供。『置文21』編集同人大石 和雄神津 陽佐野 正晴太郎良 譲二前田 浩志水沢 千秋三森 義道978-4-7791-1685-8今語る学生叛乱の時代
まえがき

第1章 いかに顧みるか●視点と方法
 1、導入─大学闘争を振り返ることの意義と意味  大石和雄
 2、いま全共闘をどう扱うか?方法の問題  神津陽
  一、全共闘はなぜ登場したのか(関係論的検討)
  二、全共闘とは何だったのか(時代思想との関わり)
  三、なぜ全共闘は広がったのか(主体の拡大)
  四、では、どのように全共闘を書くか
 3、学生運動と社会主義の結合としての全共闘運動  大石和雄
  ─半私的・半党派的全共闘論─
  大学入試の動機  中大夜間部「歴研」に加入  共学同の結成
  中大学費闘争の勝利  日大闘争と東大闘争について  丸山研
  究室破壊行動について  大学闘争の終焉

第2章 東京教育大●筑波移転闘争の記録
 1、かつて教育大闘争があった〈16の断章〉  水沢千秋
 2、全学闘と廃校と─東京教育大65〜70年私史─  前田浩志
  二月の小雪の中で──以下〝起〟(六七年ピケストまで)
  ピケストの大衆的教訓──以下〝承〟(全学闘発足まで)
  廃校論とその風景──以下〝転〟(交錯する論理と組織)
  守衛所占拠から衝突──以下〝結〟(反動と弾圧の中で)

第3章 慶應大●68年・69年バリスト闘争の記録
 1、六八年・六九年─慶應大学バリスト闘争回想記 その1  三森義道
  *六八年米軍資金導入拒否・塾監局占拠闘争を闘って
  米資闘争の概略  全学闘の結成  夏休み占拠闘争  当局による
  右翼学生の組織化  慶應史上初の塾監局占拠闘争を敢行  秋期闘
  争敗退への道程
 2、六八年・六九年─慶應大学バリスト闘争回想記 その2  三森義道
  *六九年大学立法反対闘争および通教闘争を闘って
  米資闘争敗北後の情勢  大学立法反対闘争の経過および通教闘争を
  闘って  その後の慶大闘争とML派の解散について

第4章 日大●正義の百姓一揆の記録
 1、思想性なき正義の百姓一揆  太郎良譲二
  ─無知な民は権力からどの程度の不義と弾圧を受けると、叛逆を決意するのか─
  団塊世代は全共闘世代か  日大闘争は「全共闘運動」にあらず
  ◆日大闘争年表(一九六八年一月〜六九年一月・抜萃)
 2、日大全共闘にとっての東大闘争共闘とは何だったのか  太郎良譲二
  ─経闘委行動隊員の体験─
  東大凱旋前夜の全共闘会議  東大凱旋 日大全共闘(一一・二二)
  東大一・一八 いわゆる安田講堂陥落まで
  ◆六九・一・一八(警備無線傍受記録、一部)

第5章 筆者座談会●全共闘運動を検証する
 大石和雄 司会
 佐野正晴 インタヴュアー
 太郎良譲二
 前田浩志
 三森義道
(二〇一一年八月七日)

〈インタヴュアーよりの8つのテーマ〉
 1、全共闘運動を行なったときの心情的基盤は、いかなるものだったのでしょうか
 2、全共闘運動の具体的な獲得目標とその実現方法について、今から見てどのように思っておいでですか
 3、当時の新左翼に広まっていた戦後資本主義体制の危機論について、どの程度に信奉していたのでしょうか また、現在の時点での認識はどうでしょうか
 4、「社会主義」「共産主義」について、当時存在した既成の社会主義国家と異なるどのような理念を抱いていたのでしょうか また、現在の時点での認識はどうでしょうか
 5、全共闘の終息後、差別問題が主要課題として浮上しましたが、そのことについてどう考えたでしょうか また、現在の時点での認識はどうでしょうか
 6、テロ、内ゲバ、粛清が激しくなった時期について、当時何を考えたでしょうか また、現在の時点での認識はどうでしょうか
 7、その後の内外の大きな政治的事件について、どのような感想を抱いたでしょうか
 8、今日の若者たち、その置かれた状況などについて、メッセージなり、コメントなり、語りたいことがあれば、お願いします
『置文21』編集同人
大石 和雄
1946年、静岡県磐田郡に生まる 県立静岡工業高校卒業
1965年、中央大学第二法学部政治学科に入学
1967年に第二歴史研究会委員長、1969年に全国全共闘連合書記局員
現在、マルクシズム&ラディカリズム研究会運営委員