マーガレット・アトウッド論

マーガレット・アトウッド論

サバイバルの重層性「個人・国家・地球環境」
大塚 由美子/著
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発売日 : 2011/11/14

書名カナ マーガレットアトウッドロン
判型/製本 四六/上製
ページ数 222
ISBN 978-4-7791-1683-4
Cコード 0098
世界的な作家アトウッドの多彩な活動の根底に流れる「サバイバル」というキーワードが初期小説群においてはメイン・プロットの裏側に巧妙に隠された形で描かれていたことを解明し、同時に三つのサバイバル──個人(人間)、国家共同体、地球環境──が彼女の本質と指摘する。大塚 由美子978-4-7791-1683-4サバイバルの重層性「個人・国家・地球環境」
まえがき
序 章 マーガレット・アトウッドとサバイバル——Survival (1972)
第1章 サバイバルと拒食症のメタファー——『食べられる女』The Edible Woman (1969)
 一 女性たちの抵抗と拒食症
 二 社会規範「女らしさ」と拒食症
 三 パニック
 四 内面化された伝統的価値観からのマリアンの脱却 x
 五 拒食症の解決に向けて
 六 マリアンのサバイバルとカナダのサバイバル
第2章 サバイバルと主人公の内面の旅——『浮かびあがる』Surfacing (1972)
 一 『サバイバル』と『浮かびあがる』
 二 複雑な作品構造
 三 苦境の認識
 四 統合に向けて──母の探究と自然の言語
 五 第三の地点
第3章 ロスト・ワールドとサバイバル——『ライフ・ビフォー・マン』Life Before Man (1979)
 一 タイトル「ライフ・ビフォー・マン」について
 二 ロスト・ワールド
 三 サバイバル
 四 サバイバルの重層性
第4章 サバイバルと「目撃証言」——『ほんとうの物語』True Stories (1981)
 一 『ボディリー・ハーム』へのプレリュード
 二 何を目撃証言するのか?
 三 なぜ「目撃証言」の詩なのか?
 四 複数の真実の物語
第5章 暴力と権力の構図——『ボディリー・ハーム』におけるサバイバル Bodily Harm (1981)
 一 暴力と権力
 二 個人レベルの暴力
 三 公的レベルの暴力
 四 「見る」ということ
第6章 サバイバルと抵抗の物語——『侍女の物語』The Handmaid’s Tale (1985)
 一 作品の政治性
 二 違反/抵抗行為
 三 権力との共謀(共犯関係)
 四 サバイバル
 五 目撃証言
終 章
あとがき
初出一覧

参考文献

索 引

大塚 由美子
Yumiko Ootsuka
1948年生まれ。北九州市立大学文学部卒業後、(株)安川電機重電技術部資料課勤務、
退職後自宅英語塾主宰。
1995年、北九州市立大学文学部科目等履修生、
以後、福岡県立福岡女子大学大学院文学研究科修士課程修了、
博士後期課程単位取得満期退学、
北九州市立大学大学院博士後期課程社会システム研究科修了。博士(学術)。
福岡看護専門学校、九州共立大学非常勤講師を経て、現在、北九州市立大学、
下関市立大学、西南学院大学非常勤講師。