論戦「満洲国」・満鉄調査部事件

論戦「満洲国」・満鉄調査部事件

学問的論争の深まりを期して
小林 英夫/著 、 福井 紳一/著
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発売日 : 2011/8/3

書名カナ ロンセンマンシュウコクマンテツチョウサブジケン
判型/製本 A5/上製
ページ数 397
ISBN 978-4-7791-1627-8
Cコード 0020
尾崎・ゾルゲ事件と連動する満鉄調査部・合作社事件を巡る論争を全面公開! 満鉄調査部の活動は「在満日系共産主義運動」として大弾圧された。知られざる事件を通して、在満知識人の試行と「満鉄マルクス主義」の意味を問う! 【在庫僅少※汚れ・キズ等の可能性がございます】小林 英夫福井 紳一978-4-7791-1627-8学問的論争の深まりを期して
目次/論戦 「満洲国」・満鉄調査部事件――学問的論争の深まりを期して

 序 章 学問的論争の深まりを期して―― 小林英夫・福井紳一  
第一節 満鉄とは 
第二節 満鉄調査部とは 
第三節 『満鉄調査部事件の真相』 
第四節 『満鉄の調査と研究』の編者の歴史観と私たちへの批判 
第五節 本書の構成
 
 第一章 満鉄調査部事件の神話と実像
       ――松村高夫氏への反批判を通して――小林英夫・福井紳一      
第一節 満鉄調査部事件とは 
第二節 『満鉄調査部事件の真相』への松村高夫氏の批判と私たちの反批判 
第三節 松村高夫氏の批判視角への反批判 
第四節 松村高夫氏の事件認識への批判 
第五節 私たちの研究視角とその方向性 

 第二章 『満鉄の調査と研究』の批判的検討
  ――松村高夫・柳沢遊・江田憲治諸氏の批判に応える――小林英夫・福井紳一      
第一節 『満鉄の調査と研究』の「序章」をめぐって 
第二節 『満鉄の調査と研究』各章の批判的検討 

 第三章 満洲事変と「満洲国」の成立――反満抗日運動を中心に――小林英夫
第一節 分析視角 
第二節 満洲事変以降の満州統治機構の構築と初期反満抗日運動の展開 
第三節 満州統治機構の構築と初期反満抗日運動 
第四節 「満州事変」以降の満州統治機構の構築と抗日連軍の結成 

第四章 満洲事変と満鉄経済調査会――小林英夫
第一節 満鉄経済調査会の設立経緯 
第二節 満洲国経済国策案の立案 
第三節 日満経済国策案の作成 
第四節 日満経済国策案の展開 

 第五章 盧溝橋事件と満鉄調査部――小林英夫
第一節 盧溝橋事件の勃発 
第二節 盧溝橋事件と満鉄 
第三節 満鉄本社内の動向 
第四節 新線建設への協力 

 第六章 「満洲国」の合作社政策と満鉄経済調査会――福井紳一
第一節 「満洲」における合作社運動の前史 
第二節 金融合作社 
第三節 「満洲国」における協同組合政策の立案 
第四節 農事合作社 
第五節 興農合作社 

 第七章 佐藤大四郎と「満洲」における農村協同組合運動――福井紳一
第一節 佐藤大四郎と合作社運動 
第二節 佐藤大四郎の思想形成
 
 第八章 橘樸と満鉄調査部事件・合作社事件の思想的背景
       ――「左翼アジア主義」の生成――福井紳一
  第一節 橘樸の思想 
第二節 橘樸と満鉄調査部 
第三節 合作社事件 

 補 章 抄録「元山ゼネスト――一九二九年の朝鮮人民のたたかい」――小林英夫
「資料改題」 
抄録「元山ゼネスト」
小林 英夫
1943年東京生まれ。東京都立大学法経学部卒。同大学大学院社会科学研究科博士課程修了。駒澤大学経済学部教授を経て、現在早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。
著書に『「大東亜共栄圏」の形成と崩壊』(御茶の水書房)、『昭和ファシストの群像』(校倉書房)、『大東亜共栄圏』『日本軍政下のアジア』(以上、岩波書店)、『満州と自民党』(新潮新書)、『満鉄調査部―「元祖シンクタンク」の誕生と崩壊』『ノモンハン事件』(以上、平凡社新書)、『日本近代史を読み直す』(新人物往来社)、『日本の迷走はいつから始まったのか』(小学館)、共著に『満鉄調査部事件の真相』(小学館)、『一九三〇年代のアジア社会論』(社会評論社)など多数。
福井 紳一
1956年東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。明治大学大学院文学研究科博士前期課程修了。早稲田大学アジア太平洋研究センター特別研究員。日本獣医生命科学大学講師・駿台予備学校日本史科講師を兼任。日本近現代思想史専攻。
著書に『日本史論述研究』(駿台文庫)、『「興農合作社関係資料」解説・総目次』(不二出版)、共著に『満鉄調査部事件の真相』(小学館)、『「満洲国」文化細目』(不二出版)、『一九三〇年代のアジア社会論』(社会評論社)ほか。