移動する朝鮮族

移動する朝鮮族

エスニック・マイノリティの自己統治
権 香淑/著
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発売日 : 2010/12/22

書名カナ イドウスルチョウセンゾク
判型/製本 四六/上製
ページ数 368
ISBN 978-4-7791-1587-5
Cコード 0036
歴史的に日本と関係が深い東北アジアの朝鮮族の移動とネットワークを、フィールド調査をもとに壮大なスケールで実証。そのネットワーク形成のダイナミズムから、平和構築に不可欠な要件を提示する。若手気鋭の研究者の著書。【絶版】権 香淑978-4-7791-1587-5エスニック・マイノリティの自己統治
まえがき―延辺、東北三省、そして東北アジアへ
序章 朝鮮族という研究対象と問題の構成
  研究課題―朝鮮族の移動/先行研究と本研究の位置づけ/課題と方法
第1章 朝鮮族社会の編成―〈グローバル・アプローチ〉からの考察に向けて
  ナショナルな問題領域/エスニックな問題領域/グローバルな問題領域
第2章 重層的な生活実態の一断面―定量的データから
  近年における中国系・韓国系移住者の来日動向/重層的な生活実態の一断面
第3章 来日メカニズムとエスニック・ネットワーク―文化資本をめぐる二極化・階層化の諸問題
  来日を可能にするメカニズム/資源としての文化資本/朝鮮族社会の二極化現象と民族内階層化の問題
第4章 移動の歴史と朝鮮族のエスニック・アイデンティティ
 朝鮮族の歴史における「事実的な移動」/多重らせん構造における呼称の異相性/エスニック・マイノリティと「身体的な移動」
第5章 「在日本中国朝鮮族」――脆弱性と可能性
  集合的アイデンティティの磁場を構成するもの/自集団の内と外における位置取りとの階層的な異相関係/日本の中のエスニック集団関係――ディスタンクシオンの原理から
個人レベルでの限定的な交流/見えない社会集団から見える社会集団へ
終章 跨境人としての朝鮮族――エスニック・マイノリティの自己統治
  作業仮説と方法論的課題の再確認/東北アジアにおける近現代と朝鮮族――連続と断絶の中で/エスニック・マイノリティの自己統治
 あとがきにかえて
 参考文献/索引/(年表)朝鮮族の移動に関するおもなできごと
(地図)東北アジアにおける朝鮮族の移動/延辺朝鮮族自治州周辺の都市/東北アジアにおける日本の勢力変遷図 
権 香淑
権 香淑(クォン・ヒャンスク)
1969 年大阪生まれ。上智大学大学院博士課程修了。博士(国際関係論)。主な研究テーマは、人の移動を踏まえた東北アジア地域研究。上智大学アジア文化研究所共同研究員、国会図書館立法調査局非常勤調査員を経て、現在、早稲田大学アジア研究機構客員研究員、恵泉女学園大学非常勤講師。韓国・全南大学研究教授。
主著(共著)=中国朝鮮族研究叢書『朝鮮族のグローバルな移動と国際ネットワーク』(アジア経済文化研究所、2006 年)、早稲田大学アジア研究機構叢書『アジア学のすすめ( 第2 巻) アジア社会・文化論』(弘文堂、2010 年)など。