慟哭のシベリア抑留

慟哭のシベリア抑留

抑留者たちの無念を想う
阿部 軍治/著
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発売日 : 2010/10/6

書名カナ ドウコクノシベリアヨクリュウ
判型/製本 四六/並製
ページ数 256
ISBN 978-4-7791-1573-8
Cコード 0022
・なぜシベリア抑留は起きたか?・どこに収容されたか?・犠牲者がなぜ多く出たか?・抑留者たちは何をさせられたか?・犠牲者たちは何処に眠るのか……。・鎮魂とは? 多くの疑問に答えるとともに遺骨収集も進まず、犠牲者の数も未だ不明の現実を訴える。阿部 軍治978-4-7791-1573-8抑留者たちの無念を想う歴史から学ぶ
目 次

はじめに──シベリア抑留とは何か、その問題点の提起

第一章 疑問の残る日露両政府把握の抑留者数と死亡者数
  不正確だったソ連政府発表のシベリア抑留者数 
  疑問の残る日本側の把握の仕方 
  ロシア側の研究資料に見る抑留者数と死亡者数 
  第二次大戦時の捕虜──“捕虜”と“抑留者”について 
  シベリア抑留者たちについてのソ連の初期データの不備 
第二章 日本人抑留者収容所の地域的分布と被収容者概数
  日本人抑留者収容所支部(分所)数 
  収容所地区番号、支部、収容所の種類、その分布状況等について 
  地区別の推定被収容者概数と収容所掌握概況表 
第三章 野蛮な抑留者移送と大量の犠牲
  だまされての野蛮な抑留者移送の概要 
  占領地でのソ連軍による不当抑留と略奪 
  抑留者たちの移送ルートと移動状況 
  地獄列車での輸送 
  生き地獄の徒歩移送 
  収容所間の移動とストルィピンカ車輸送 
第四章 日本人抑留者収容所の管理と処罰の仕方
  抑留者収容所の管理組織と管理の実態 
  人権無視の過剰警備と無警告射殺 
  抑留者たちの人権蹂躙と懲罰や刑罰の種類 
  野蛮な取調べと拷問 
  でたらめな裁判と不当判決 
  囚人収容所と監獄の恐怖 
第五章 栄養失調をもたらした抑留者たちの食糧事情
  日本人抑留者たちに与えられた乏しい食糧の概要 
  収容所当局の無責任な対応──抑留者用食糧の横領・横流し 
  栄養失調をまねいた食事の実態──反人道的なノルマ給食 
  家畜飼料の給食と飢餓道 
  仲間同士の間での食い物をめぐる争い 
  飢餓の中での代用食あさりと中毒死 
第六章抑留者たちの強制労働
  スターリン政府の囚人や捕虜を用いての強制労働政策 
  日本人抑留者たちの強制労働の概要 
  シベリア強制重労働の実際(森林伐採、鉄道建設、炭鉱、建築等) 
  危険で理不尽な長時間強制労働 
  抑留者たちの強制労働についての評価をめぐって 
第七章 シベリア抑留各地区での死亡状況と死亡者数
  抑留者の大量の犠牲とソ連当局の低すぎる数字 
  抑留者たちの死亡概況 
  各抑留地の死亡状況(沿海地方、ハバロフスク地方、チタ州、イルクーツク州他) 
  朝鮮や中国に逆送された抑留者たちの犠牲について 
第八章 冒瀆的な死亡抑留者の埋葬と埋葬地の現状及び今後の課題
  規則無視・人権蹂躙の死亡抑留者の埋葬 
  穴や水中に冒瀆的に捨てられた遺体 
  荒れはてた墓地と消えた墓地 
  シベリア抑留者たちの無念を忘れないために 
  シベリア抑留の補償問題等今後の諸課題 

あとがき
阿部 軍治
1939年宮城県生まれ。
早稲田大学露文科卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
筑波大学講師、助教授を経て同大学教授(現代語・現代文化学系)。
2003年定年退職、現在筑波大学名誉教授、日本トルストイ協会理事。
専攻はロシア文学・文化、旧ソ連邦の地域研究、比較文学。
主な著作・論文
『白樺派とトルストイ』(彩流社、2008年)
『徳富蘆花とトルストイ 改訂増補』(彩流社、2008年)
     『シベリア強制抑留の実態』(彩流社、2005年)
     『独習ロシア語』(大学書林、2005年)
     『徳富蘆花とトルストイ』(彩流社、2002年・2008年「改訂増補版」)
     『ソ連邦崩壊と文学』(彩流社 、1999年)
     『バフチンを読む』(編著、NHKブックス(日本放送出版協会)、1997年)
     『ソ連社会の行方 ペレストロイカの残したもの』(彩流社、1991年)
     『ペレストロイカの文学 現代ソビエトの文学闘争』(彩流社、1990年)
     『ロシア語会話練習帳』(L.ゴルボフスカヤとの共編、大学書林、1989年)
     『ロシア語分類語彙集』(山田恒との共編、大学書林、1981年)
     『ロシア語基本文1000』(ゾーヤ・オーコニとの共著、大学書林、1979年)他。