映画の母性

映画の母性

三益愛子を巡る母親像の日米比較
水口 紀勢子/著
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発売日 : 2009/4/16

書名カナ エイガノボセイ
判型/製本 四六/並製
ページ数 284
ISBN 978-4-7791-1440-3
Cコード 0074
なぜ、これまで「映画の女性」を女性が論じることがなかったのか? 戦後ブームを巻き起こした「大映母ものシリーズ」の主演女優・三益愛子を通して論じる初の本格的「映画の母性論」。スチール写真多数!水口 紀勢子978-4-7791-1440-3三益愛子を巡る母親像の日米比較
序 章
 1 もうひとりの母、それが「映画のお母さん」
 2 ヴァーチャルマザーと母もの女優 
 3 母性認識のディレンマ 
第1章 母ものシリーズの特性
 4 大映の母もの 
5 母もののナラティヴ(主に松竹・大映映画)
6 母ものの娯楽性 
7 母娘のジュイサーンス 
8 抑制型ジュイサーンスと映像戦略 
9 子守唄のドラマツルギィ 
10 母ものシリーズ の成立 
第2章母親イコンのヴァラエティ
11 受難の母 
12 母もの戦争テクスト 
13 命賭けの母性愛 
14 浪曲とミュージカルの寿ぐ母の殉死
15 母親イコンとマジックワード 
第3章母もの映画の受容
 16 観客の母もの受容 
 17 古川ロッパの日記に見る同業者の母もの受容 
18 観客受容とイコン搾取 
第4章主演女優の実像
19 母もの女優三益愛子の芸歴 
20 製作担当重役川口松太郎の略歴 
21 三益愛子と二人の男性 
22 喜劇女優から転身 
第5章 実像と虚像の交差
23 取りつくまなざし 
 24 お母さんの造形と浅草文化 
 25 川口松太郎と母性 
 26 製作を支える男性たち
 27 母親ペルソナの愛とディレンマ 
第6章 ハリウッドの母親イメージ
 28 ハリウッド映画と芸人母親(Mother Wore Tights[ママは踊り子])
29 ハリウッドの母親制裁(Hard, Fast, and Beautiful[テニス・ママ])
30 ハリウッドの二組みの母娘(Imltation of Life『悲しみは空の彼方に』
第7章 日本の母の転身からフィナーレへ
 31 母ものヒロインのペルソナ転向 
 32 狂う母にみせる愛子の芸魂 
 33 愛子のライバル意識 
 34 がめつい母性 
 35 聖母イコンの逆襲と日本の母の終り 
終 章
 36 「映画のお母さん」の母親受容 
 37 母性認識に受けるインパクト 
索 引(映画・歌舞伎・新派劇・文楽)
水口 紀勢子
帝京大学教授 芸術学博士。津田塾大卒業後、マウントホリョク・カレッジ大学院を経て、ニューヨーク州立大英文科にてMA取得。英米文学・英語教育・映画学・出産教育の学会発表・論文・講演の他に以下の著書と翻訳書がある。 WOMEN BEHIND THE CAMERA(DVD共同)、『未知への勇気』共著(津田塾同窓会)、『映画の母性―三益愛子を巡る母親像の日米比較』(彩流社、2005年)、『母性を読む メロドラマと大衆文化にみる母親像』翻訳(E.Ann Kaplan (E.A.カプラン)著、勁草書房、2000年)、『看護MOOK No.21・母性と看護』共著(入内嶋 明美編、金原出版、1986年)、『これからのラマーズ法』共著(メディカ出版、1986年)、『出産教育 ―看護的視点から』翻訳(Jeannette L.Sasmor著、医学書院、1983年)、『和痛出産準備法講座』テープ教材(総通)、『ラマーズ式らくなお産 ―付・日本での実践記録』翻訳と体験記(ドナ・ユーイ、ロジャー・ユーイ著、水口 弘司・水口 きせこ訳、主婦の友社、1979年・1983年(増補版))。