
書名カナ | ケベックノジョセイブンガク |
判型/製本 | 四六/上製 |
ページ数 | 200 |
ISBN | 978-4-7791-1433-5 |
Cコード | 0098 |
カナダ・ケベックの女性文学を「ジェンダー」「民族の多様性」「移民」などのキーワードで読解。個性的な12人の女性作家とその作品を紹介し、ケベック女性文学史、ブックガイドともなる1冊。
第1章 ケベックの女性文学とその背景 カナダの多文化主義/ケベックの近代化と「静かな革命」/ケベックの女性と社会/女性誌の役割 第2章 ケベックの女性文学の起源 ケベックの古典的文学に描かれた女性像/ガブリエル・ロワ――女性作家の登場/アンヌ・エベール――「新しい女性」の誕生/マリ=クレール・ブレ――フェミニスト文学の特徴 第3章 ケベックのフェミニズムと自伝的作 ケベックの女性文学と自伝文学/フランス・テオレ――自伝的作品の創造性/マドレーヌ・ウレット=ミカラスカ――自伝文学をめぐって 第4章 ケベックの複数民族性と英系モントリオール文学/ケベックの複数民族性/英系マイノリティとモントリオール文学/マヴィス・ギャラント――多様性のモントリオール文学/ロビン・サラ――英仏文化の共生 第5章 ケベック移民と女性文学1 女性移民作家と移民のエクリチュール/アンヌ=マリ・アロンゾ――身体の不動性と作品の可動性/ナディーン・ルタイフ――エスニシティを超えて/レジーヌ・ロバ――「外側の空間」の創造性 第6章 ケベック移民と女性文学2 アジア系移民作家の登場/イン・チェン――中国系移民女性のケベック文化批評/アキ・シマザキ――他者性とエスニシティ |