リリアン・E・スミス『今こそその時』

リリアン・E・スミス『今こそその時』

「ブラウン判決」とアメリカ南部白人の心の闇
リリアン・E・スミス/著 、 廣瀬 典生/訳・著
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発売日 : 2008/10/14

書名カナ リリアンイースミス イマコソソノトキ
判型/製本 四六/上製
ページ数 297
ISBN 978-4-7791-1383-3
Cコード 0022
スミスは人種差別を「人間の問題」ととらえ、人種主義は孤独な人間の不安、恐怖にあるとした。「ブラウン判決」の翌年に出版された『今こそその時』の翻訳とともに、人種隔離の意識構造を暴くスミスに今日的な意味を読み取り解説する。【在庫僅少※汚れ・キズ等の可能性がございます】リリアン・E・スミス廣瀬 典生978-4-7791-1383-3「ブラウン判決」とアメリカ南部白人の心の闇
第I部 [翻訳]『今こそその時』(リリアン・E・スミス著/廣瀬典生訳)
I 今こそその時
II 行動や言葉で示すべきこと
  だれもが簡単にできる些細なこと
III 25の質問
質問と若干の短い回答
《文化》
《異人種間結婚と「血統」そして遺伝》
《変化と法律》
《神と聖書》
《経済》
《時間》
《事実に基づく論証》
《黒人が望んでいること》
《共産主義と皮膚の色》
《あなたが役に立つこと》
《隔離しても平等》

第II部 [考察]ポストコロニアリズムの時代におけるリリアン・E・スミスの再評価(廣瀬典生著)

▼人種隔離に対する闘いの歴史の今
▼「ブラウン判決」とリリアン・E・スミス

▼リリアン・E・スミスの視座
II
▼『夢を殺した人たち』——人種隔離の心理
III
▼『夢を殺した人たち』——南部の宗教と白人
▼怒りの神の脅威・重圧からの逃避
IV
▼『夢を殺した人たち』——スミスのプアホワイト分析(1)
V
▼『夢を殺した人たち』——スミスのプアホワイト分析(2)と後世のプアホワイト分析への援用
VI
▼『奇妙な果実』

▼『一時間』
▼『旅』に表明されたスミスの未来志向の視座

▼ジョージア州の2人の自由主義者、スミスとラルフ・マクギル
▼南部主義、オリエンタリズムそしてアフリカニズム——スミスのポストコロニアルな視座
IX
▼フォークナーとアグレリアンに対するスミスの批判的視座
▼ポストコロニアリストとしてのスミス評価の可能性

●リリアン・E・スミス略年表
●引用・参考文献
●ポーラ・スネリングによる図書リスト
●索引
リリアン・E・スミス
Lillian Eugenia Smith, 1897-1966
アメリカ合衆国フロリダ州に生まれる。17歳のときに移り住んだジョージア州クレイトンを拠点に、アメリカ南部の人種隔離の問題を、アジア・アフリカにおける植民地主義や共産主義の歴史・現状をも視野に入れてとらえた小説家。思想家。活動家。雑誌編集者。代表作として、『奇妙な果実』(1944)、『夢を殺した人たち』(1949)などがある。
廣瀬 典生
関西学院大学法学部教授。アメリカ文学・文化専攻。
主要著書:『アメリカ旧南西部ユーモア文学の世界——新しい居場所を求めて』([単著]英宝社、2002)、『21世紀アメリカを読み解く』([共著]関西学院大学出版会、2004)など。
主要訳書:クライド・エジャートン『レイニー(RANEY)——ある新婚夫婦の物語』(大阪教育図書、1996)、ルドルフォ・アナヤ『アルバカーキ——わが心の川、リオグランデに生きて』(大阪教育図書、1998)、ルドルフォ・アナヤ『ハラマンタ——太陽の道を行け』(地湧社、1999)、ウォルター・ブレア『ほら話の中のアメリカ——愉快な英雄たちの痛快伝説でつづるアメリカの歴史』(北星堂書店、2005)、ケイ・ギボンズ『エレン・フォスター』(大阪教育図書、2006)など。