マーガレット・アトウッド

マーガレット・アトウッド

伊藤 節/編著 、 岡村 直美/著 、 窪田 憲子/著 他
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発売日 : 2008/11/11

書名カナ マーガレットアトウッド
判型/製本 A5/並製
ページ数 400
ISBN 978-4-7791-1356-7
Cコード 0098
カナダを代表するストーリーテラー、アトウッドを味わいつくすために必読のパーフェクトガイドブック! 長編全作品・短編・批評・詩の解説、インタビュー、作家経歴、キーコンセプトの数々から、その魔術的物語の全貌を検証する。伊藤 節岡村 直美窪田 憲子鷲見 八重子宮澤 邦子978-4-7791-1356-7現代作家ガイド
日本の読者の皆様へ

I アトウッド・ワールドのサーチライト
  解釈空間におけるアトウッド〜解体/再構築
  脱中心の奇妙な物語〜カナダという文脈
  物語も人間も複数で
  サークルを破ってウィルダネス(荒野)へ!
  包み紙を捨てよう
  変身のシナリオ〜おとぎ話と継母
  サバイバル〜生みつづけること
  新しい自伝〜ポストコロニアリズムとフェミニズム
  作家を取り巻く環境〜トロント大学とノースロップ・フライ
  一面だけの現実〜リアリズムの問題
  毒/薬の作り方と利用法
  契約はキャンセルにして〜ジャンル
  パロディ〜パリンプセスト
  発話行為〜視点の問題
  脱皮する蛇のように〜メタフィクション
  気がつけば同居人(吸血鬼)
   敵は内部にあり〜越境者であること
  カナダのレンズを通した辺境のゴシック
  語りつづけるシェへラザード
  絞首刑執行人(ハングマン)と結婚しよう!
  声を聴くこと
  自分との不一致〜過去の解釈から立ち上る「わたし」
  触れるという魔術〜感情の領域
  犠牲者の物語はエコシステムのなか〜死につつあるウィルダネス
  共同体と自我の消失点
  過去との交渉

II インタビュー
  インタビュー1 作品と現実との接点 [聞き手]本書執筆者一同
  インタビュー2 未来へのまなざし [聞き手]本書執筆者一同
  インタビュー3 ライフ・アフター・マン……SFと科学 [聞き手]エリナ・ケイス/マギー・マクドナルド

III 作家経歴

IV アトウッドを読むためのキーコンセプト
  I パワー・ポリティクス
    パワー・ポリティクス(力の政治学)/サークル・ゲーム
    ダブル(ツウィン/二重人格/双子)/カニバリズム
    身体/暴力/いじめ/トラウマ(心的損傷)
    ラプンツェル症候群/母と娘/コスチューム

  II 「語り」のアート&フレイム
   「語り」/「物語」/神話・おとぎ話 /記憶/自伝/歴史
   パリンプセスト/メタフィクション/キルト/ゴシック・ロマンス/鏡

  III 背景・思想
   カナダ/ポストコロニアリズム(ポスト植民地主義)/フェミニズム
   サバイバル/ニュー・サイエンス/文明批判/自然/ウィルダネス(荒野)
   ウェンディゴ(人食い巨人)/シャーマニズム/ポストモダニズム

V-1 アトウッドの作品を読む
  『食べられる女』〜「拒食」という名の自己表現
  『浮かびあがる』〜〈はだか〉になった巫女
  『レディ・オラクル』〜〈アンチ・ゴシック〉という名のパロディ
  『ライフ・ビフォア・マン』〜遠い場の記憶
  『ボディリー・ハーム』〜記憶の呪縛から脱出するラプンツェル
  『侍女の物語』〜「わたしだけの部屋」のハンドメイド
  映画『侍女の物語』〜昼の世界/夜の待合室
  『キャッツ・アイ』〜記憶の中のブラックホール
  『寝盗る女』〜未来へひらく解体新書
  『またの名をグレイス』〜深紅のシャクヤクが語る歴史物語
  『昏き目の暗殺者』〜螺旋状に立ち昇る「物語」の力
  『オリックスとクレイク』〜新人類からの問いかけ
  『ぺネロピアド』〜なぜ女中たちはつるし首にされたのか

V-2 アトウッドの作品を読む
【短編(ショート・フィクション)集】
  『ダンシング・ガールズ』〜「異なるもの」とどう向き合うか
  『青ひげの卵』〜「語り」の実験室
  『闇の殺人ゲーム』〜テクストの殺人
  『ウィルダネス・ティップス』〜現代カナダの人間模様
  『モラルの混乱』〜20世紀の家族のアルバム

【アトウッドの詩について】

【ノンフィクション】
  『サバィバル——現代カナダ文学入門』
  『奇妙なこと——カナダ文学における悪意にみちた北部』
  『死者と対話して——書くということに関する作家の一家言』
  『第二の言葉』および『動く標的』

▼コラム▼
アトウッド・ペイパーズ/アトウッドの絵と本/
オペラ『侍女の物語』の夕べ/トリックスターとは?
アトウッドの童話/アトウッドと生物学史家ダナ・ハラウェイ

▼ビブリオグラフィ▼
伊藤 節
津田塾大学大学院博士課程満期退学。現在、東京家政大学教養部教授。
▼主要著書
『ジェイン・オースティン——小説の研究』(共著、荒竹出版社、1981年)
『現代イギリス小説と女性』(共著、荒竹出版社、1985年)
『フェイ・ウェルドン——魔女たちの饗宴』(共著、勁草書房、1991年)
『アンジェラ・カーター——ファンタジーの森』(共著、勁草書房、1992年)
『愛の航海者たち——イギリス文学にみる愛のかたち』(共著、南雲堂、1994年)
『イギリス女性作家の半世紀4 80年代・女が語る』(編著、勁草書房、1999年)
『ダロウェイ夫人』(共著、ミネルヴァ書房、2006年)
▼主要訳書
バーニス・ルーベンス『スプリング・ソナタ』(創流社、1996年)
岡村 直美
津田塾大学大学院修士課程修了。現在、和洋女子大学人文学群言語・文学系教授。
▼主要著書
『E.M.フォースターの小説』(八潮出版、1981年)
『イギリス女性作家の半世紀1 50年代・女が問う』(編著、勁草書房、1999年)
▼主要訳書
E.M.フォースター『ある家族の伝記——マリアン・ソーントン伝』(共訳、みすず書房、1998年)