貧困と怒りのアメリカ南部

貧困と怒りのアメリカ南部

公民権運動への25年
アン・ムーディ/著 、 樋口 映美/訳
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発売日 : 2008/6/2

書名カナ ヒンコントイカリノアメリカナンブ
判型/製本 A5/上製
ページ数 408
ISBN 978-4-7791-1349-9
Cコード 0022
貧困と人種差別社会を生きる黒人少女が、様々な矛盾に抗し、公民権運動に参加、草の根の活動家として歩んだ25年間の自伝。「公民権運動」を象徴する①“キング牧師の運動”②全国黒人向上協会、SNCCなどの組織が主体、③非暴力、と言った見方に修正を迫る貴重な記録。アン・ムーディ樋口 映美978-4-7791-1349-9公民権運動への25年
●第一部 子供時代
第一章 父さんと母さん——カーター農場の日々から別離の日々へ
第二章 白い肌の親戚——母さんの弟サムとウォルター
第三章 白人たちの世界——遊び友だち、小さなメイド
第四章 母さんとレイモンドの新しい家——レイモンドの黄色い肌の家族
第五章 町の教会と田舎の教会——タイソン師の洗礼式
第六章 レイモンドの綿畑と母さんの野菜畑
第七章 母さん、結婚する!
第八章 私はウィリス学校のホームカミング女王
第九章 エシイ・メイ・ムーディからアン・ムーディに改名
●第二部 高校時代
第一〇章 エメット・ティルの死
第一一章 タプリン一家焼死事件——ニグロの男と白人の女と……
第一二章 センターヴィル脱出——バトンルージュでの夏のアルバイト
第一三章 ブラウン判決のころ——雇い主ミセス・バークの質問
第一四章 ニューオーリンズでの夏——鶏肉工場でのストライキ破り
第一五章 再びニューオーリンズで——レストランのユニークな従業員達
第一六章 母さんの家を出る——レイモンドがエマのように強かったら……
第一七章 エマの負傷——「これはウィルバートの責任じゃないのよ」
●第三部 大学時代
第一八章 ナチェズ大学での小さな抵抗
第一九章 学生食堂の蛆虫事件
第二〇章 トゥガルー大学三年生に編入
第二一章 公民権運動組織SNCCとの出会い
●第四部 運動の時代
第二二章 ジャクソンNAACP座り込み運動からメドガー・エヴァーズ暗殺まで
第二三章 キャントンのCORE活動員として奮闘——マディソン郡のニグロたち
第二四章 ワシントン大行進——夢を追う指導者たち
第二五章 バーミングハムでの教会爆破事件——非暴力への疑問
第二六章 COFOのフリーダム投票とKKK
第二七章 久々のニューオーリンズ——母さんとの再会、J・F・ケネディ暗殺
第二八章 エマの弟クリフトの死
第二九章 キャントンのフリーダム・デイ、翌日は卒業式
第三〇章 「これからどうなるのだろう」
●付録一 アニー・ディヴァイン、思い出を語る
●付録二 関連年表
●アン・ムーディの世界と公民権運動
●あとがき
アン・ムーディ
アン・ムーディ(Anne Moody)
1940年にミシシッピ州ウィルキンソン郡に生まれる。9歳からメイドの仕事で家計を助けるようになる。1959年にバスケットボール選手の奨学金で短期大学ナチェズ・カレッジに入学。1961年に、ミシシッピ州における4年制の「黒人」大学トゥガルー・カレッジの3年生に編入を果たす。同大学で「公民権運動」に関わるようになる。1964年5月にトゥガルー・カレッジを卒業後、1968年に自伝 Coming of Age in Mississippi をダイアル社より出版。ニューヨークにて福祉の仕事に従事する。
樋口 映美
樋口映美(ひぐち はゆみ)
専修大学文学部教授 文学博士。
著訳書等に『歴史のなかの「アメリカ」 国民化をめぐる語りと創造』(樋口映美・中條献 編、彩流社、2006年)、『奴隷制の記憶 サマセットへの里帰り』(ドロシー・スプルール・レッドフォード著、樋口映美訳、彩流社、2002年)、『アメリカ黒人姉妹の一世紀 家族・差別・時代を語る』(セラ・ルイーズ・デレイニィ他著、樋口 映美 訳、彩流社、2000年)、『アメリカ黒人と北部産業 戦間期における人種意識の形成』(樋口 映美著、彩流社、1997年)、論文に「白い肌の『黒人』――アメリカ合衆国ジムクロー社会に生きたアレックス・マンリー」(『専修人文論集』第79号、2006年)などがある。