ナノ・ソート

ナノ・ソート

現代美学、あるいは現代美術で考察するということ
杉田 敦/著
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発売日 : 2008/1/18

書名カナ ナノソート
判型/製本 四六/上製
ページ数 330
ISBN 978-4-7791-1299-7
Cコード 0070
現代の美学のために——現代美術についてではなく、現代美術で考える、ひとつの実践としての極小の思考(ナノ・ソート)。アーティストだけでなく、キュレータ、観衆について、そして日常生活から発言するための方法としてのアートを考える。杉田 敦978-4-7791-1299-7現代美学、あるいは現代美術で考察するということ
世界に沈黙する危険と、世界に言及する危険
  ……アートと社会の関係について

フィクションとしての歴史
  ……事実を覆い隠すもの、あるいは世界から切断されたもの

二つのボールを追いかけて……
  ……ウリ・ツァイの、見つめえぬものと名づけえぬもの

キッチンという工場
  ……モナ・ハトゥムとジャニーヌ・アントーニ

二人のジョアン
  ……愛と妖精と、そして世界

水滴の彼方
  ……イリヤ・カバコフの美術館と共同キッチン

そしてそこに、傷口が密かに口をあけた
  ……ピピロッティ・リストという凶器

存在としての光
  ……ジェームズ・タレルという視覚理論

フォトジェニックの憂鬱
  ……ウォルフガング・ティルマンスという純粋

古着屋の奥からの視線
  ……クリスティン・ヒルとボイス、そしてエーコ

小さな物語の復権
 ……アッティラ、アタマン、ケントリッジ

道は身体のただなかに終わる?
  ……知識という抑圧から逃れて

階段の下の作業部屋
  ……フィッシェリ&ヴァイスの奇妙な歪み

丘を下り、雑踏のなかへ
  ……多視点の歴史、実践としての言説
杉田 敦
atsushi sugita.
女子美術大学芸術学部・大学院芸術表象研究領域・准教授、批評家。名古屋大学理学部物理学科卒業。現代美術と哲学、科学、メディアの関係について論じる。慶應義塾大学、京都造形芸術大学、愛知県立芸術大学などでも講義を行なう。オルタナティヴ・スペース art&river bank(www.art-and-river-bank.net)の運営も行なっている。著書『メカノ 科学の機械、美学の機械』(青弓社、1991)、『ノード 反電子主義の美学』(青弓社、1994)『リヒター、グールド、ベルンハルト』(みすず書房、1998)のほか、文化紀行として『白い街へ』(彩流社、2002)、『アソーレス、孤独の群島』(彩流社、2005)があり、展覧会論文に「存在としての光」(James Tuirrell、水戸芸術館)訳書として『機械たちの戦争』(マヌエル・デ・ランダ著、アスキー出版社、1997)などがある。現在(2007/11)『美術手帖』誌(美術出版社)で『連載…アートで生きる/アートとかかわる』に度々、登場中。