食卓談義のイギリス文学

食卓談義のイギリス文学

書物が語る社交の歴史
圓月 勝博/編
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発売日 : 2006/8/1

書名カナ ショクタクダンギノイギリスブンガク
判型/製本 四六/上製
ページ数 348
ISBN 978-4-7791-1177-8
Cコード 0098
食卓で交わされる声・書簡・手稿・書物——初期近代イギリスの《食卓談義》から、文学サークルの歴史とそこから生みだされた言説の系譜をたどる。多種多様な《食卓談義》から浮き彫りにされるイギリス文学・文化論。 【在庫僅少※汚れ・キズ等の可能性がございます】圓月 勝博978-4-7791-1177-8書物が語る社交の歴史
▼食卓談義の解剖学(小野 功生)

▼書斎の中のシドニー・サークル
  ——スペンサーの友情伝説を読む(竹村 はるみ)
 序——文壇に美談あり/書物が取り持つ縁
 「書簡の猿芝居」/当世秘書気質
 私設秘書の裏稼業/ダブリンの読書会
 出版計画は食卓で/書籍商の手稿コレクション
 驚異の年/結び——書斎の中のシドニー・サークル

▼新しき社交空間を求めて
  ——ベン・ジョンソンの〈アポロの部屋〉前史(佐々木 和貴)
 ジョンソンの〈悪魔亭〉/好古家協会とジョンソン
 〈人魚亭〉のジョンソン/スコットランドのジョンソン
 〈アポロの部屋〉ふたたび

▼ピンダロス的転回
  ——17世紀イングランドの夭折をめぐる詩学と政治学(末廣 幹)
 プロロゴス——サグントゥムの嬰児
 ストロペ——夭折する「息子」たち
 アンティストロペ——生き長らえる神童
 エポドス——生き長らえるピンダロス風オード

▼共和主義サークルという記号
  ——ロータ・クラブからカーヴズヘッド・クラブへ(小野 功生)
 共和主義は死なず、ただ……?/狡猾な「ロータの人々」
 ヴァーチュオーソも投票が好き/「臀部」が頭になる
 「臀部」は燃える/「ロータの非難」という様式
 ドライデンにも「ロータ」の嫌疑が/グリーンリボン・クラブ
 「カーヴズヘッド・クラブ」とミルトン/浮遊する「ミルトン」
 仮想の文学サークルの方へ

▼身体なき食卓談義
  ——書物愛のプロソポグラフィ(圓月 勝博)
 『食卓談義』的君主論/オーラル・ヒストリーの源流としての食卓談義
 書物の人のプロソポグラフィ/文字で読みたい食卓談義
 食卓談義と活字出版の壁を超えて
 ドライデンの出版業者トンソンはミルトンが好き
 コンパニオン・アンソロジー・クラブ
 キットキャット・クラブとラファエルの楽園

▼ドルーリー・レインの三頭政治
  ——18世紀初期ロンドンの劇場をめぐる政治学(南 隆太)
 変化の時代——劇作家より大切な……
 それは乱闘からはじまった——第一次三頭政治への道
 三頭政治は演劇を変えたか?/『カトー』は第二次三頭政治を生むか
 喜ばしき革命/実録——ドルーリー・レイン攻囲
 演劇改良はドルーリー・レインを救えるか——一つの時代のおわり

▼食卓談義から紙上の饗宴へ
  ——クラブの文化と18世紀のアンソロジー(原田 範行)
 衝立の後ろで息をひそめるサミュエル・ジョンソン
 クラブの成熟、もしくは解体——公共圏の実態
 不発に終わった食卓談義——英語アカデミー構想
 新たな仕掛け人——ケイヴからドッズリーへ
 紙上の饗宴——18世紀のアンソロジー
 宴がはねて

▼あとがき——われもまた食卓談義にありき(圓月 勝博)
圓月 勝博
現在、同志社大学文学部教授。主な共著訳書に『〈帝国〉化するイギリス』(共著、小野功生・大西晴樹編、2006、彩流社)『クリストファー・ヒル評論集〈1〉十七世紀イギリスの文書と革命 叢書・ウニベルシタス』(翻訳、クリストファー ヒル著、1999、法政大学出版局)『十七世紀イギリスの民衆と思想—クリストファー・ヒル評論集〈3〉叢書・ウニベルシタス』(翻訳、クリストファー・ヒル著、1998、法政大学出版局)『『十七世紀イギリスの急進主義と文学—クリストファー・ヒル評論集〈4〉叢書・ウニベルシタス』(翻訳、クリストファー・ヒル著、1997、法政大学出版局)『古代悪魔学—サタンと闘争神話 叢書・ウニベルシタス』(翻訳、ニール・フォーサイス著、2001、法政大学出版局)『国家身体はアンドロイドの夢を見るか 初期近代イギリス表象文化アーカイヴ〈1)』(末広 幹他と共著、2001、ありな書房)『演劇都市はパンドラの匣を開けるか 初期近代イギリス表象文化アーカイヴ』(佐々木 和貴他と共著、2002、ありな書房)『イギリス革命におけるミルトンとバニヤン』(坂本 清音他と共著、1991、御茶の水書房)『イングランドのルネサンス庭園』(翻訳、ロイ ストロング著、2003、ありな書房)『挑発するミルトン—『パラダイス・ロスト』と現代批評』(共著、1995、彩流社)『Milton and the Terms of Liberty』(共著、D.S.Brewer、2002)『Cambridge Companion to John Dryden』(共著、Cambridge UP、2004)