ナルニア国物語 解読

ナルニア国物語 解読

C. S. ルイスが創造した世界
安藤 聡/著
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発売日 : 2006/4/7

書名カナ ナルニアコクモノガタリカイドク
判型/製本 四六/上製
ページ数 292
ISBN 978-4-7791-1145-7
Cコード 0098
ナルニアに描かれたルイスの《理想的世界》とは。物語を読むうえで欠かせない文学的・宗教的主題を中心に、全7巻を解読。《ナルニア》をより深く理解するための必読書。ルイス文学紀行・地図付。写真多数。安藤 聡978-4-7791-1145-7C. S. ルイスが創造した世界
■刊行によせて〜山形和美
    (筑波大学名誉教授/日本C. S. ルイス協会会長)

■序章 ナルニアへの扉
  生涯と作品/物語性と宗教性
  〈喜び〉と〈憧れ〉/二つの主題の関係

■第1章 『ライオンと魔女』——想像力の回復、あるいは未来に向けての退行
  理想的世界としての過去/〈憧れ〉と想像力
  原罪としての傲慢/「暗黒時代」としての現代

■第2章 『カスピアン王子の角笛』——黄金時代への帰還
  失われた時代/物語と想像力、あるいは癒しとしての過去
  善のイメージとしての〈喜悦〉/カスピアンのイニシエイション

■第3章 『朝びらき丸東の海へ』——痛みの問題
  ユースティスの罪/痛みと回心
  ナルニアへのイニシエイション/物語と神学論

■第4章 『銀の椅子』——悪しき同時代に抗う方法
  過去の探求/主人公としてのジル
  忘却——過去を喪失すること/自己同一性と想像力の回復

■第5章 『馬と少年』——礼節をめぐる冒険
  北への憧れ/礼節をめぐる帝王学
  礼節の敵としての傲慢/居場所の回復と内面的成長

■第6章 『魔術師の甥』——善と悪の相互依存
  ディゴリーの危機と男女それぞれの愚かさ/善と悪の対照
  失楽園ののち/善と悪の相互依存

■第7章 『最後の戦い』——閉じられて開かれた幸福な結末
  ナルニアの堕落/世界の終末/自由意志と選択
  スーザンの通過儀礼——プルマンへの反論
  善と悪の闘争と痛み——「残虐性」の意味/幸福な結末

■第8章 『ナルニア国年代記物語』と『妖精女王』——ルイスの「現代性」
  善と悪のイメージ/理想的世界としての中世・ルネサンス
  風景の意味

■第9章 ナルニア的風景の源泉——ルイス文学紀行
  ベルファーストおよびその周辺/ウォトフォードとグレイト・モールヴァーン
  サリー州、とくにグレイト・ブッカム/オクスフォードおよびその周辺
  徒歩旅行そのほか/大聖堂、古城など
  ふたたびアイルランド/ナルニアの風景

■ナルニアの想い出——あとがきにかえて

◆コラム
『ライオンと魔女』の序文
 ターキッシュ・ディライトとは何か?
 ルイスとトルキーン/ルイスとエリオット
 教師としてのルイス/ルイスとベッチマン
 批評家としてのルイス/ルイスの女性観
 ベインズによる挿絵

◆地図(ベルファースト/オクスフォード/ヘディントン/ルイス関連地図)
 登場人物名表記一覧/年譜/参考文献(ルイス関係)
安藤 聡
1964年東京都出身。明治学院大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程満期退学。愛知大学経営学部・同大学院国際コミュニケーション研究科助教授。著書に『ファンタジーと歴史的危機』(彩流社、2003)、『英米児童文学ガイドー作品と理論』(共著、研究社)、『英米児童文学の黄金時代』(共著、彩流社)、『ウィリアム・ゴールディング—痛みの問題』(成美堂、2003)、『ジェンダーと歴史の境界を読むー『チャタレー夫人の恋人』考』(共著、国文社)、『作家と生きた女たち』(共著、金星堂)ほかがある。