国家と実存

国家と実存

「ユダヤ人国家」の彼方へ
立川 健二/著
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発売日 : 2022/2/3

書名カナ コッカトジツゾン
判型/製本 四六/並製
ページ数 307
ISBN 978-4-7791-2797-7
Cコード 0095

:「ユダヤ人国家」の彼方へ  立川健二/著   個々人のアイデンティティ

──私は何者か?

言語・民族・国家・宗教といった大文字の存在を根拠とするか、それとも個の実存に拠点を置く生き方を追究するか……。
〈思想〉が内在的に〈学問〉と異質であるのは、たとえば言語一般あるいは特定の言語の記述と分析に終始するのではなく、いかに生きるか、どのような社会を作るかといった問いを立て、それに答えようとするからだろう。「どうなっているか」を明らかにすればそれで終わるのではなく、現代の人間がいまだに答えを見出していない問いを立て、それに答えようと試みる知的営為こそ、〈思想〉なのではないか――
【※近刊(刊行日、タイトル、販売価格等が変更になる可能性がございます)】
ISBN:978-4-7791-2797-7
はじめに 〈アイデンティティの問い〉をめぐって

【Ⅰ】ポストナショナリズムの精神史
 〈思想〉とは何か
 〈精神史〉とは何か
 イエス、ポストナショナリズムの原点として
 見果てぬ〈共同性〉への夢――あるいは異和感の由来
 ハイブリッドの精神――土着/外来の対立を超えて

【Ⅱ】国家と実存
 方法としてのトルコ――あるいは《日本近代の逆説》をめぐって
 ファシスト国家の起源――あるいは見果てぬ〈共同性〉への夢
 〈アジア〉から〈東洋〉への転換――あるいは人種概念としての「アジア人」
 実存的個人主義――〈個人主義〉と〈私人主義〉の根本的差異について
 〈表現〉への航行(1)――ぼくはどうして『ポストナショナリズムの精神』を書いたのか
 〈表現〉への航行(2)――ぼくはどうして『ポストナショナリズムの精神』を書いたのか
 〈表現〉への航行(3)――ぼくはどうして『ポストナショナリズムの精神』を書いたのか
 〈表現〉への航行(4)――ぼくはどうして『ポストナショナリズムの精神』を書いたのか

【Ⅲ】民族、言語、宗教、国家
 「ユダヤ人国家」の彼方へ――ユダヤ人/ユダヤ教徒をめぐる言語論的考察

あとがき 立原正秋、あるいは〈混血〉というフィギュールをめぐって
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立川 健二
(たつかわ・けんじ)言語思想史、言語学、記号論専攻。
1958年、埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。
1982年、東京外国語大学フランス語学科卒業。
1989年、東京大学大学院人文科学研究科(仏語仏文学専攻)博士課程中退。
その間、サンケイスカラシップ奨学生としてパリ第Ⅲ新ソルボンヌ大学(近代文学専攻)学士課程に、フランス政府給費留学生としてパリ第Ⅹナンテール大学大学院(言語科学専攻)博士課程に留学。
大阪市立大学文学部助手、東北学院大学教養学部助教授、文教大学国際学部教授を経る。
1990-97年、現代言語論研究会代表。
著訳書に『「力」の思想家ソシュール 叢書記号学的実践7』(書肆風の薔薇(水声社)1986年)
『語る身体のスキャンダル』(ショシャナ・フェルマン 著、立川健二 訳、勁草書房、1991年)
『愛の言語学』(夏目書房、1995年)
『ポストナショナリズムの精神』(現代書館、2000年)
『言語の復権のために』(論創社、2020年)など。