「ハルモニ、歌ってあげるね」

「ハルモニ、歌ってあげるね」

アイヌ、コリアンと共に生きる
安藤清史/著
通常価格
¥2,200
販売価格
¥2,200
通常価格
現在購入できません
単価
あたり 
発売日 : 2021/12/3

書名カナ ハルモニ、ウタッテアゲルネ
判型/製本 四六/並製
ページ数 239
ISBN 978-4-7791-2800-4
Cコード 0036
アイヌ・コリアンと共に生きる 安藤清史

社会運動を底辺で担った魂の記録。

北海道に生まれ、学生運動や山谷でのアイヌ、在日朝鮮人の妻と子との交流やその活動の中で培った、知られざる地域と民族に密着した生き方を自ら辿り、引続く地道な個人の戦いを描く。

まえがき

第1章 日高山脈に抱かれて

父母の来歴──戦争をはさんで/我が家のルーツ探し/僕の子供時代/日高村、荻伏の小学校とアイヌの人たち/「UFO、熊、嵐」の中学生時代の思い出/小樽の高校時代/受験教育への反発と宣教師たちとの出会い


第2章 アイヌと〈神〉と

大学入学と宗教への接近/学生YMCAとキリスト者の「戦争責任」/米兵との〈神〉とは何かをめぐって/アイヌ問題と三里塚空港反対闘争/アイヌ・キタさんとの出会い/キタさんと共に山谷への深いかかわり/非公然のアイヌ革命委員会の結成/アイヌ問題と選挙/主役が代わったアイヌ解放研究会/キタさんの死/遺稿集『イフンケ(子守歌)』の刊行


第3章 ヨンジャと共に

ヨンジャとの出会い/入管の実態とヨンジャの養父/在日として生きることの困難さ/ささやかな結婚式/「ハルモニ、歌ってあげるね」/パチンコ店と風俗営業法/父の死/改正「風俗適正化法」施行/「チョンソリ(鐘の音)」の発行


第4章 地域に生きる

加藤登紀子コンサートと「チョンソリ号」/東日本大震災と被災者支援コンサート/地震とマンションの管理組合の活動/川口市民フォーラムとコリアンウイーク/国際交流フェスティバルとアイヌブース/ピョンヤン訪問とテコンドーとの一六年/僕は日本人、妻は朝鮮人、子供たちは朝鮮学校/子供たち三姉妹の生き方


あとがきに代えて


安藤清史

(あんどう きよし)

 1950年北海道虻田郡洞爺村(現洞爺湖町)に生まれる。父が食糧庁で米等の検査官だったので日高地方を点々と転勤・転校を繰り返す。高校まで北海道にいて、大学受験で本州に渡る。

 1969年、70年盛んだった学生運動だったが、運動・組織の分裂で結集軸が無くなり、以来大学闘争や三里塚闘争に自力参加し、山谷でアイヌのキタさんと出会いフラクションを開始、キタさんの死まで行動を共にする。

 その後、在日朝鮮人の妻と子供を守るため埼玉県川口市を中心に、ささやかな地域活動を展開し、今日に至っている。