書名カナ | イミンナンミンマイノリティ |
判型/製本 | 四六/並製 |
ページ数 | 400 |
ISBN | 978-4-7791-2727-4 |
Cコード | 0031 |
今世紀最大の社会対立を引き起こしている移民・難民問題の本質を問う!欧州各国での多人種・多民族共生の実態、ポピュリズムとゼノフォビア(外国人嫌い)に揺れる各国、マイノリティ包摂の困難等を検証する多角的論集。
【※近刊(刊行日、タイトル、販売価格等が変更になる可能性がございます)】
序 移民・難民問題は何を提起しているか ──欧州ポピュリズムの根源……………羽場久美子 1 何が移民・難民問題と国内労働者の対立を 引き起こしてきたのか──なぜポピュリズム、外国人嫌い (ゼノフォビア)が起こったのか 2 なぜ移民・難民問題が起きているのか 3 難民危機と先進国の空 4 なぜ移民排斥のポピュリズムが、先進国では未だ力を持つのか 5 欧州の西と東の相克 6 日本と移民・難民問題──敬遠される日本 7 エピローグ:コロナ危機──排除から包摂へ 第一部 難民の流出と、周辺国の寛容──だれが人道的なのか? 第一章 トルコのシリア難民政策およびEUとの関係 ………………………………………………今井宏平 第二章 中東でなぜ難民が出続けるのか? ──対テロ戦争と大規模な難民・国内避難民の関係 ………………………………………………川上泰徳 第三章 欧州を目指す西アフリカの移民・難民 ──ニジェール・ルートで今何が起きているのか ………………………………………………久保 環 第四章 難民を歓迎する地域の枠組み ──「カルタヘナ宣言」………ニコラス・クレンシャー 第二部 欧州は移民・難民の何に苦しんでいるか 第一章 ドイツと難民受け入れ ──メルケル首相の決断と危機の残響………中谷 毅 第二章 フランス社会党の移民・難民政策は、 だれを排除対象にしていたのか? ──ムスリム、ロマ、不法移民……………東村紀子 第三章 寛容か排除か? ──スロヴァキアのシリア難民問題と民族自然権 …………………………………………………中澤達哉 第四章 EUの対移民・難民政策とキリスト教諸教会の役割 …………………………………………………松本佐保 第三部 The Day After :マイノリティとの共存は可能か? 第一章 ロシアにおける移民のランドスケープ ──ルイナックと反移民感情………………堀江典生 第二章 民族混住地の現在──東部スロヴァキア都市部の ハンガリー系マイノリティ…………………神原ゆうこ 第三章 中国の少数民族、ロシア族のアイデンティティとは? ……………………………………………………須佐多恵 第四章 移民社会化する日本と共生の課題 ──外国人労働者と子どもたちの教育………渋谷淳一 |