一杯の紅茶と英文学

  • 一杯の紅茶と英文学 最終回

    最終回 『赤毛のアン』のお茶会 南野モリコ   お茶会は「素敵な暮らし」の発表会 世の中の女性全員を筆者と同類にしたら申し訳ないけれど、社会経験のある女性であれば、家をどんなにきれいに整えても、冷蔵庫にある食材だけで手際よく料理を作っても、誰に評価してもらえる訳でもないことを物足りなく感じるこ...
  • 一杯の紅茶と英文学 第4回

    第4回 ジェイン・オースティンとティーコゼー 南野モリコ   イギリス文学は紅茶文学 イギリスでの紅茶体験は1980年代の大学時代だが、欧米の食文化、特に紅茶と焼き菓子のあるライフスタイルを知ったのは、子供の頃に読んだ海外児童文学がきっかけである。1970年代に子供時代を過ごした筆者にとって、...
  • 一杯の紅茶と英文学 第3回

    第3回 アフタヌーンティーを始めたのは日本人? 南野モリコ   日本人と紅茶。 11月1日は「紅茶の日」だった。「日本人が初めて欧米の茶会に出席した日=紅茶の日」として日本紅茶協会が1983年に定めたのである。初めて茶会に出席したとされる人物は、伊勢国の大黒国屋光太夫。1791年、江戸時代...
  • 一杯の紅茶と英文学 第2回

    第2回 「ミルクティー、タピオカ抜きで!」 南野モリコ 「タピ活」は「ティー活」。 タピオカがブームである。昨年2019年から筆者の周りの20代の女子たちが「今日は絶対にタピる」、「タピオカなしではいられない」と話しているのを聞き、ブームの予感はしていたのだが、「タピ活」というワードまで浸透...
  • 一杯の紅茶と英文学 第1回

    第1回 「お茶の時間」は19世紀のインスタ映え 南野モリコ   承認欲求を満たすアフタヌーンティー フランスの画家、ジェームス・ティソに『温室でのティータイム』(1875〜78年頃)という作品がある。ヴィクトリア朝中流階級の家庭のドローイングルーム。今でいうリビングのような広間でアフタヌーン...