カカオ

カカオ

ジョルジェ・アマード  著, 田所 清克 訳
四六判 / 190ページ / 上製
定価:1,900円 + 税
ISBN978-4-88202-720-1(4-88202-720-8) C0097
奥付の初版発行年月:2001年10月 / 書店発売日:2001年10月21日
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内容紹介

 ブラジルの国民的作家が、蜜したたる北東部のカカオ園を舞台に、園主と労働者の対立と葛藤、売春婦のすさまじい生き様など猥雑ながら素朴に生きる人々の生活を描き、世界的名声を獲得したアンガージュマン文学の傑作!
 アマードの死(2001年8月6日)によってブラジルは、バイーアを再発見し、ガブリエラ、テレーザ・バチスタ、ドーナ・フロールの如き人物に代表される妖艶さや官能性を通じて世界にその地を紹介した作家を失うこととなった。何故ならそれは、現実のものとは思えぬ見事な黄金色をしたカカオの香る、自らが生まれた土地の南バイーアを、゛全聖徒湾 ″で名高き黒いローマ、すなわちサルヴァドールの住民と文化を、彼が高らかに歌い上げているからである。」(「解説」より)

版元から一言

ブラジル文学 ラテンアメリカ文学

著者プロフィール

ジョルジェ・アマード (アマード ジョルジェ)

Amado de Faria, Jorge 【1912-2001】 バイーア州南部イタブーナのカカオ園で生まれる。11歳の時の「海」についての作文試験で、早くも作家としての天稟を発揮して注目される。処女作『カーニバルの国』に次ぐ『カカオ』で文壇に認められ、以後、国民作家として不動の地位を占め、常にノーベル賞候補にノミネートされた。代表作に『ガブリエラ、丁字と肉桂』、『果てなき大地』、『赤い沃野』、『砂の戦士たち』、『ドナ・フロールと二人の夫』などがある。作家は大の動物好きとしても知られ、また、自宅には民芸資料館がある。 邦訳書に『希望の騎士-革命児プレステス』(神代修訳、弘文堂新光社、1967年)、『飢えの道 世界の革命文学〈11〉』(神代 修訳(原題「赤い沃野」)、併録・・ベルチリヨン166プイグ著・飯田 規和訳、新日本出版社、1973年)、 『老練なる船乗りたち -バイーアの波止場の二つの物語』(高橋都彦訳、旺文社文庫、1978年→ (ブラジル現代文学コレクション) として、水声社、2017年)、『ツバメとトラネコ -ある愛の物語』(高見英一、新潮社、1983年)、『砂の戦士たち』(阿部孝次訳、彩流社、1995年)、『果てなき大地 新潮・現代世界の文学』(武田千香訳、新潮社、1996年)『カカオ』(田所清克訳、彩流社、2001年)『テレザ』(明日満也訳、東洋出版、2004年)などがある。

田所 清克(タドコロ キヨカツ)

1948年 阿蘇(熊本)生まれ。京都外国語大学大学院修士課程修了。ブラジル文学、ブラジル民族文化論、専攻。現在、京都外国語大学教授、大阪府外国人相談員。著訳書に『社会の鏡としてのブラジル文学 文学史から見たこの国のかたち』(田所 清克・伊藤 奈希砂 著、国際語学社、2008年)、『ブラジルポルトガル語手紙の書き方』(伊藤 奈希砂との共著、国際語学社、2007年)、『ポルトガル語の会話エッセンス』(野中 モニカとの共著、三修社、2007年)、『悲しい物語』(アルナルド・ニスキエル著、嶋村 朋子との共編訳、国際語学社、2007年)、『すぐにつかえるポルトガル(ブラジル)語−日本語−英語辞典』(岐部 雅之との共編、国際語学社、2007年)、『ネイティブもうなるブラジル・ポルトガル語会話の本』(伊藤 奈希砂との共著、国際語学社、2007年)、『ブラジル北東部の風土と文学』(金寿堂出版、2006年)、 『アミーゴたちのことば ブラジル・ポルトガル語』(山本 アケミ・岐部 雅之との共著、金壽堂出版、2006年)、『ポルトガル語重要基本構文275』(三修社、2006年)、 『「図と表で整理する」ブラジル・ポルトガル語文法』(伊藤 奈希砂との共著、国際語学社、2006年)、 『らくらくブラジル・ポルトガル語文法+演習問題』(伊藤 奈希砂との共著、国際語学社、2005年)、『愛詩てる僕のブラジル抒情歌』(金壽堂出版、2004年)、 『現代ポルトガル文法』(伊藤 奈希砂との共著、白水社、2004年)、『ポルトガル語重要基本構文275』(三修社、2004年)、『パンタナルの冒険』(アルナルド・ニスキエル著、ヴィクトール・ユゴー画、田所 清克訳、国際語学社、2003年)、 『新・教育現場のポルトガル(ブラジル)語』(国際語学社、2003年)、『ブラジル・ポルトガル語文法の世界』(青木 義道との共著、国際語学社、2003年)、『すぐにつかえる日本語−ポルトガル(ブラジル)語−英語辞典』(岐部 雅之共編、国際語学社、2002年)、 『まずはこれだけポルトガル(ブラジル)語』(岐部 雅之との共著、国際語学社、2002年)、『カカオ』(ジョルジェ・アマード著、田所 清克訳、彩流社、2001年)、『ブラジル学への誘い』(世界思想社教学社、2001年)、『ゼロから始めるブラジル・ポルトガル語』(伊藤 奈希砂との共著、三修社、2000年)、『砂糖園の子』(ジョゼー・リンス・ド・レーゴ著、田所 清克訳、彩流社、2000年)、『ブラジル文学事典』(伊藤 奈希砂との共編著、彩流社、2000年)、『ブラジル・ポルトガル語早わかり カセットハンディ』(三修社、1998年)、『メモ式ブラジル・ポルトガル語早わかり』(伊藤 奈希砂との共著、三修社、1998年(同年…新版)2000年、2001年)、『イラセマ』(ジョゼー・デ・アレンカール著、田所 清克訳、彩流社、1998年)、『メモ式ブラジル・ポルトガル語早わかり』(伊藤 奈希砂との共著、三修社、1997年)『C ブラジル・ポルトガル語早わかり カセットブック』(三修社、1995年)、 『メモ式ブラジル・ポルトガル語早わかり』(伊藤 奈希砂との共著、三修社、1994年)、 『ポルトガル・ブラジル語会話日常のコミュニケーション』(国際語学社、1993年)、 『MIR方式 ポルトガル語長文読解教室』(国際語学社、1993年)、『ブラジリア』(ブラジル文学研究資料館編、国際語学社、1993年)、『郷愁ポルトガル』(泰流社、1993年)、『らくらくポルトガル(ブラジル)語文法+会話』(平井 正朗との共著、国際語学社、1992年)、『教育現場のポルトガル語』(伊藤 奈希砂との共著、泰流社、1992年)、『コミュニケーションのブラジルポルトガル語表現』(国際語学社、1991年)、『ブラジル』(泰流社、1990年)などがある。

関連書

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