マイノリティー、マイナー性、辺境・周縁性(仮)

マイノリティー、マイナー性、辺境・周縁性(仮)

田浪 亜央江 編著
四六判 / 300ページ / 並製
定価:3,500円 + 税
ISBN978-4-7791-2738-0 C0036
奥付の初版発行年月:2021年03月 / 書店発売日:2021年03月25日
※受注翌々日営業日までに発送します。地域によりますが、2~5日ほどでお届けします。International shipping is not available.
注文・返品などについて詳しくは「特定商取引法に基づく表示」のページをご確認ください。
 

内容紹介

本書は、広島市立大学国際学部多文化共生プログラムの講義担当者を
中心に、本学における研究・教育を通じて蓄積した知見を成果として
公開し、相互の啓発と議論を促進し研究の発展に寄与することを
目的とする。

執筆者の専門が社会学・文化人類学・地域研究・哲学・ジェンダー研究・
美術史といった人文科学系の多彩な研究分野にわたる点を強みとし、
エスニック・マイノリティに限定されない社会的・文化的なマイノリティ、
辺境・周縁性といった概念を含めるものとする。
個別の〈マイノリティ〉事象を扱いながらも、
マイノリティをマイノリティならしめている磁場や
マイノリティ・マイナー性の概念それ自体を問う姿勢を根底におき、
そうすることで対象分野を超えた議論を生み出す足がかりとしたい。

著者プロフィール

田浪 亜央江(タナミ アオエ)

たなみ・あおえ
中東地域研究・パレスチナ文化研究。
1970年生まれ。東京外国語大学アラビア語学科卒業、
一橋大学言語社会研究科博士課程単位取得退学。
学部在学中にシリア・ダマスカス大学、
大学院在籍中にイスラエル・ハイファ大学留学。
国際交流基金中東担当専門員、大学非常勤講師、
成蹊大学アジア太平洋研究センター主任研究員を経て、
2017年より広島市立大学国際学部准教授。
著訳書等に
『「不在者」たちのイスラエル 占領文化とパレスチナ』
(田浪 亜央江 著、インパクト出版会、2008年)、
『パレスチナの民族浄化 イスラエル建国の暴力
 サピエンティア』
(イラン・パペ 著、田浪 亜央江、早尾 貴紀 訳、
 法政大学出版局、2017年)などがある。

執筆者:
飯島典子・大場静枝・大庭千恵子・柿木伸之・斎藤祥平・
下境真由美・高橋博美・田川玄・湯浅正惠、向井均・
吉田晴彦・ウルリケ・ヴェール

目次

1  飯島典子「日本語母語話者からみ見た中国手話
      ――その概要、手話から見た中国語学習」
2  大場静枝「信仰と郷土愛に生きた詩人ブレイモール
      ――フランス・ブルターニュ地方の民族主義運動を背景に」
3  大庭千恵子「紛争後の多民族社会における複数言語主義の揺らぎ
      ――北マケドニア共和国における言語使用法をめぐって」
4  柿木伸之「地図の余白から──記憶の交差路としての広島へ」
5  斎藤祥平「単数形の「ロシア」から複数形の「ユーラシア」へ
   :1930年代前半のN. S. トルベツコイの民族観と
                    ユーラシア主義の展開」
6  下境真由美「ブール文学は存在するか?
                ――新しい可能性としての文学」
7  高橋博美「シングルマザーの貧困と社会保障――日仏比較」
8  田川玄「エチオピア牧畜民は世界の中心にいるのか?
      ――周縁化の近現代史の素描」
9  田浪亜央江「マイノリティのパレスチナ
            多文化・多言語の郷土(ワタン)イメージ」
10 湯浅正惠・向井均「「黒い雨」未認定被爆者カテゴリーの構築
             原爆医療法制定とその改正過程を中心に」
11 吉田晴彦「SDGs時代のマイノリティへ
             ――パンドラの箱を開いた人類のゆくえ」
巻末 ウルリケ・ヴェール
        「ハラスメントとフェミニズム・交差性・歴史認識」

関連書

ページの上部へ▲