フィッツジェラルドと短編小説

フィッツジェラルドと短編小説

藤谷 聖和 著
A5判 / 296ページ / 上製
定価:3,200円 + 税
ISBN978-4-7791-2205-7 C0098
奥付の初版発行年月:2016年02月 / 書店発売日:2016年02月23日
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内容紹介

“短篇小説家”としてのフィッツジェラルド像に迫る!

従来、フィッツジェラルドの短編創作は、
パーティや海外旅行という派手な生活費稼ぎのための
濫作と見なされていた。

そして、この濫作がなければもっと質の高い長編小説も
書けただろうといった批評が主流だったが、
本書では、短編小説こそ、
『グレート・ギャッツビー』や『夜はやさし』といった
傑作長編に役立っていたことを解明する。

さらに、フィッツジェラルドの創作意欲に刺激を与えた
ゼルダ、アルコール中毒で書くことが出来なくなった作者を
甦らせたハリウッドのシナリオライターの体験、
青少年時代を過ごした中西部セント・ポールでの体験が
いかに短篇創作に影響を与えたかを捉える。

著者プロフィール

藤谷 聖和(フジタニ セイワ)

ふじたに・せいわ 
1948 年生まれ。
龍谷大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程単位修得退学、
龍谷大学文学部英語英米文学科教授。
主な業績
著書=『オレゴン・トレイル物語』(共著、英宝社、1996)、
『酔いどれアメリカ文学』(共著、英宝社、1999)、
『スモールタウン・アメリカ』 (共著 、 英宝社、 2003)、
『共和国の振り子』( 共著 、 英宝社、 2003)、
『黒船の行方―アメリカ文学と「日本」―』 
( 共著 、 英宝社、 2009)。
訳書=『エミリ・ディキンスン詩入門』(共訳、国文社、1993)、
『アメリカ・その知的風土――植民地時代から60 年代まで』
(共訳、英宝社、1993)。

目次

序章 フィッツジェラルド短編研究の進展

1章 ゼルダとの葛藤
 1. バジル物
 2.ジョゼフィーヌ物
 3.女性像の変化

2 章 フィッツジェラルドと中西部 
 1. 中西部
 2.場所と作品
 3. St. Paul 再訪

3 章 手法の変化
 1.絵画的手法―クレイン、ヘミングウェイ、
               フィッツジェラルド―
2. フィッツジェラルドとハリウッド
 3.The Pat Hobby Stories ―映画手法の影響について―
 4.『メトロポリタン』版“Winter Dreams”の加筆・修正

4 章 大衆雑誌と短編創作
 1.市場開拓―The Smart Set 時代(1919)から
   The Great Gatsby(1925) まで―
 2.創作の実験―The Saturday Evening Post 時代―
 3. 飲酒の影響―The Saturday Evening Post から
                      Esquire へ

結論/参考文献/あとがき/索引

関連書

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