現在、甲子園短期大学特任教授。著書に、『ジョージ・エリオットと出版文化』(南雲堂、2011)。 彩流社 サイリュウシャ 刊行開始!
スケールの大きい劇的な構成、
緻密に追求される登場人物の心の動き、
視野の広さと洞察の深さを両立させる圧倒的な描写力―
『ジョージ・エリオット全集』(10巻 全12冊)
夏目漱石も愛読したという、19世紀英国リアリズムを代表する女性作家ジョージ・エリオットの
小説と詩をついに集成!名言がちりばめられ、読むほどに味わい深い作品世界がここに。
1830年代英国。のどか田舎町トリビイ・マグナに、ある日、ふたりの男が帰還した―
1832年の第一次選挙法改正の時代、加熱する選挙戦を背景に明らかになっていく
登場人物たちの秘められた過去。謎は絡み合い、そして・・・・・・。
「・・・・・・エリオットは、ある意味では処女作以来の「古きよきイギリスの田舎」」の物語
に還ったとも言えるが、別の意味ではそのような初期の作品群よりもはるかに現実的な、
時事的とさえ言えるような、野心的な政治思想をこめた作品を作り出したのである。」(解説より)
タグ: イギリス文学(評論), ジョージ・エリオット, ジョージ・エリオット全集