16−19世紀シベリア・北太平洋の商人世界ロシアの拡大と毛皮交易

ロシアの拡大と毛皮交易 16−19世紀シベリア・北太平洋の商人世界

森永 貴子 著
A5判 / 240ページ / 上製
定価:3,200円 + 税
ISBN978-4-7791-1393-2 C0022
奥付の初版発行年月:2008年10月 / 書店発売日:2008年10月31日
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内容紹介

毛皮交易の拡大と衰退をロシアの領土拡大と縮小に符合する現象として捉え、北東アジア地域の毛皮事業と国際的交易競争の実態を検証。それが日本に与えた政治的影響についても考察。毛皮交易から見える“もう一つのロシア史”

著者プロフィール

森永 貴子(モリナガ タカコ)

北海道大学大学院文学研究科助教
1969年生まれ。熊本県出身。1997年筑波大学大学院修士課程地域研究研究科修了。2004年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。1994〜1996年イルクーツク大学歴史学部、2000〜2002年ロシア科学アカデミー・ロシア史研究所(モスクワ)に留学。一橋大学経済研究所非常勤研究員を経て、現在、北海道大学大学院文学研究科助教。専攻はロシア社会経済史。
[主要業績]「イルクーツク定期市とシベリア流通─1792〜1839年の史料を中心に」『近代ヨーロッパの研究⑨ 国際商業』(2002年)、『イルクーツク商人とキャフタ国境貿易─ 1792〜1830年』一橋大学(2004年、未刊行)、「エカテリーナ2 世期におけるキャフタ貿易中断とロシア毛皮貿易」『社会経済史学』第71巻1 号(2005年)、「毛皮事業と先住民交易─ 18〜19世紀前半のアメリカ北西沿岸部」『地域の比較社会史 ヨーロッパとロシア」(2007年)

目次

第1章 日本とロシアの邂逅
幕末の国際関係/日本人漂流民/ロシア日本語学校/『赤蝦夷風説考』の貿易論/幕府の蝦夷地探検事業/大黒屋光太夫と遣日使節ラクスマン/レザノフの長崎来航/フヴォストフ、ダヴィドフの蝦夷地襲撃事件/ゴロヴニン事件と幕府の対応 ほか
第2章 ロシアのシベリア征服と毛皮を求める人々
イヴァン雷帝とシベリア皇帝/毛皮供給地としてのシベリア/ロシア使節と朝貢貿易/スパファリの派遣とアルバジン戦争/キャフタ条約締結と自由貿易の再開/中継交易都市イルクーツク/北ロシア商人の移住/イルクーツク定期市とシベリアの流通形成/毛皮貿易から見た中国市場 ほか
第3章 北太平洋地域におけるロシアの毛皮事業
クロテンの枯渇/カムチャツカ・ビーヴァー(ラッコ)とべーリング探検/毛皮会社の株主たち/ゴリコフ・シェリホフ会社の成立/シェリホフのカディヤク島上陸——先住民との抗争/キャフタ貿易中断期の毛皮流通/毛皮事業縮小と組織再編/日本人漂流民と遣日使節——シェリホフのアジア貿易構想 ほか
第4章 ロシア・アメリカ会社の設立
シェリホフの死と遺産相続争い/女商人シェリホヴァ/イルクーツク商業会社とアメリカ会社の成立/毛皮業者キセリョフとレベジェフ=ラストチキン/合同アメリカ会社の構成/シェリホヴァ、レザノフの宮廷工作/ロシア初の特権株式会社 ほか
第5章 ロシア領アメリカの経営
アメリカ総支配人バラーノフ/アメリカ北西沿岸調査とパヴロフスク要塞/ヌートカ湾のイギリス人毛皮業者/ロシア領アメリカの拡大と先住民反乱/ロシア初の世界周航/広東貿易参入計画/ユノナ号とカリフォルニア交易/ボストン商人の活躍とゴールデン・ラウンド/北カリフォルニア進出とフォート・ロス ほか
第6章 その後のロシア・アメリカ会社
特権期限の更新/茶貿易と毛皮業者の衰退/毛皮業から捕鯨業への転換/アイグン条約とアムール地方の併合/プチャーチンと下田条約/ロシア・アメリカ会社の解散と極東政策の行方 ほか

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