19世紀末の国際関係韓国をめぐる列強の角逐

韓国をめぐる列強の角逐 19世紀末の国際関係

崔 文衡 著, 齋藤 勇夫 訳
四六判 / 328ページ / 上製
定価:3,000円 + 税
ISBN978-4-7791-1332-1 C0022
奥付の初版発行年月:2008年04月 / 書店発売日:2008年04月28日
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内容紹介

一国的歴史観からの脱却を唱える著者による朝鮮半島を巡る国際関係史。19世紀後半の東アジアにおける帝国主義列強の植民地化、及び権益確保のパワーゲームの実態を検証。日本の研究者にも刺激を与える。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

崔 文衡(チェ ムンヒョン)

1935年ソウル出身。ソウル大学校文理科大学史学科卒業。西江大学校大学院〔文学博士〕。米国シカゴ大学修学。漢陽大学校人文科学大学教授・学長、韓国・歴史学会会長を歴任。現在、漢陽大学校名誉教授。
著書に『列強の東アジア政策』(ソウル、一潮閣、1979)、『帝国主義時代の列強と韓国』(ソウル、民音社、1990)、『ロシアの南下と日本の韓国侵略』(ソウル、知識産業社、2007)、『閔妃は誰に殺されたのか 見えざる日露戦争の序曲』(崔 文衡著、金 成浩・齊藤 勇夫訳、彩流社、2004年)、『歴史の共有体としての東アジア 日露戦争と日韓の歴史認識』(崔 文衡・子安 宣邦著、藤原書店、2007年)、『日露戦争の世界史』(崔 文衡著、朴菖熈訳、藤原書店、2004年)などがある。

齋藤 勇夫(サイトウ イサオ)

1928年中国・旅順市生まれ。大阪府立化学工専〔現・大阪府立大学工学部〕燃料科卒業。日本大学工学部工業化学科卒業。三菱ガス化学技術部に勤務。定年退職後、韓国・台湾向け技術顧問。訳書に『閔妃は誰に殺されたのか 見えざる日露戦争の序曲』(崔 文衡著、金 成浩・齊藤 勇夫訳、彩流社、2004年)などがある。

目次

本書の出版に際して
序 論 英露対決と韓(朝鮮)半島
第一章 東アジアを取り巻く英・露の対立とその余波
 2 沿海州の地理的弱点とロシアの不凍港獲得の企図
 3 英露の衝突自制と江華島修交条約 ほか
第二章 欧米列強との修交と韓国 
 1 韓米修交と韓英修交及び韓独修交 
 2 清国の束縛強化と韓英新条約 
 3 韓露修交とその歴史的意義 
 4 甲申政変と「韓露密約」 
第三章 韓半島における英露の対立とその余波 
 1 巨文島事件及び天津条約と清国の対韓宗主権強化
 3 ロシアの対韓政策と対清・対日政策 
 4 日本の対清・対露政策と東アジア情勢 ほか
第四章 日清開戦と欧米列強 
 1 日清戦争の歴史的意義と韓国 
 3 ロシアの対日開戦牽制とその内容 
 4 英国の対日開戦牽制とその結果 ほか
第五章 日清講和と欧米列強 
 2 日本の戦勝と英・露の動向 
 4 日清講和、三国干渉と露・独・仏のアジア政策 ほか
第六章 三国干渉と欧米列強 
 2 三国の利害対立と日本の干渉緩和外交 
 3 三国干渉以後の韓国情況と閔王后の状況認識 ほか
第七章 閔王后殺害と欧米列強 
 1 国際情勢の変化と井上の閔王后殺害主導 
 3 閔王后殺害と三浦の役割 ほか
第八章 露館播遷と日露の相互牽制 
 1 露館播遷とその意味 
 3 ウェーベル‐小村覚書とロバノフ‐山県議定書 
 4 露清秘密同盟・韓国使節への回答とロシアの対韓政策
 5 ロシアの対満集中政策と韓国 ほか
第九章 ロシアの旅順・大連占領と列強の対応 
 2 旅順・大連占領とロシアの国内動向 
 3 旅順・大連占領と英・日の対応 
 4 旅順・大連占領と米国の対応 
第一〇章 米・英の対日支援と韓国 
 2 ロシアの対日譲歩と韓国 
 3 米英の対日支援とロシアの対米牽制 
 4 ルーズベルトの対露牽制、対日支援と韓国 ほか
結 語  世界史的観点での問題提起 
執筆後記 一〇〇年前と現代を比較して 

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