イングリッシュ・スタディーズ入門

イングリッシュ・スタディーズ入門

ロブ・ポープ 著, 白井 義昭 訳
A5判 / 704ページ / 上製
定価:7,000円 + 税
ISBN978-4-7791-1319-2 C0090
奥付の初版発行年月:2008年05月 / 書店発売日:2008年05月09日
 ※PayPalでのクレジット払いか代金引換着払いがご利用いただけます
※受注翌々日営業日までに発送します。地域によりますが、2~5日ほどでお届けします。International shipping is not available.
注文・返品などについて詳しくは「特定商取引法に基づく表示」のページをご確認ください。
 

内容紹介

曲がり角にある英文学、英語学研究に学際的な視点から、新しい可能性を追求した幅広い内容で、文学や語学の垣根を超え、理論だけでなく実践面も考慮し、イングリッシュ・スタディーズにとり必要なものすべてを網羅した必携書。

版元から一言

「訳者あとがき」より

本書は六つの部分から成り立っている。第1部は序論、第2部はイングリッシュ・スタディーズに取り組む際に必要な理論上の立場と実践方法、第3部はイングリッシュ・スタディーズで取り扱われる一般的なトピックについての解説である。これらによってイングリッシュ・スタディーズの大体の見取り図が得られるようになっている。第4部は学習戦略篇で、それまでに紹介された理論や用語等を用いながら実際にイングリッシュ・スタディーズ活動を行うための指針を与えている。第5部の「サンプルテクスト集」には、本書で言及されるか、活動の中心として用いられるテクストなどが載っている。ここにはいわゆる「文学」テクストでないニュースや広告、さらには携帯メールや電子メールなども収められており、イングリッシュ・スタディーズの「テクスト」の実体に触れることができよう。第6部はイングリッシュ・スタディーズを実践するうえで常識的に知っておいてよさそうな文法や言語学関係の用語が収められている。さらに巻末には地図や文化年表、英語と他の学問分野との関係の変化などを記した図表が載っている。
 本書がカバーしている内容は幅広く、単に文学や語学のいずれかに片寄るのでもなければ、理論の開陳だけに終わっているのでもない。実践面も考慮に入れているのである。要するにイングリッシュ・スタディーズを学ぶうえで必要なものをすべて網羅しているのである。この意味で本書はイングリッシュ・スタディーズにとり必携の書と言えるだろう。
              

著者プロフィール

ロブ・ポープ(ポープ,ロブ)

ロブ・ポープ(Rob Pope)1951年英国生まれ。オックスフォード・ブルックス大学教授。イングリッシュ・スタディーズ研究の第一人者で、English Association のフェロー。
主な著書 Textual Intervention: Critical and Creative Strategies for Literary Studies (Routledge, 1995)、The English Studies Book: An Introduction to Language, Literature and Culture (Routledge, 2nd edn, 2002)、Creativity: Theory, History, Practice (Routledge, 2005)。

白井 義昭(シライ ヨシアキ)

1974年 東北大学大学院文学研究科博士課程全単位修得満期退学
1995年 青葉文学賞受賞
現在 横浜市立大学国際総合科学部、同大学院国際総合科学研究科教授。
著訳書等に、『シャーロット・ブロンテの世界—父権制からの脱却』(白井 義昭著、彩流社、1992年) 、『ブロンテ—家族と作品世界』(Brian Wilks著、白井 義昭訳、彩流社、1994年) 、『英国ヴィクトリア朝のキッチン』 (Jennifer Davies著、白井義昭訳、彩流社、1998年) 、『ブロンテ姉妹小事典』 (共著、内田 能嗣編、研究社出版、1998年) 、『シャーロット・ブロンテと「大好きなネル」—ある友情の物語』(バーバラ・ホワイトヘッド著、中岡 洋・白井義昭共訳、開文社出版、2000年) 、『シャーロット・ブロンテ論』(中岡洋編著、共著、開文社、2001年)、『正典(カノン)の再構築—横浜市立大学から放つオリジナルカノン』(白井 義昭 編著、彩流社、2004年) 、『シャーロット・ブロンテ150年後の『ヴィレット』』(白井 義昭 編著、泉忠司・鈴木美津子・大野 龍浩 共著、彩流社 、2005年) 、『ブロンテ家の人々(上・下)』(ジュリエット・バーカー著、中岡洋・内田能嗣 監訳、共訳、2006年)、『[増補版] シャーロット・ブロンテの世界 父権制からの脱却』(2007年、彩流社)、『The Bront? Novels: 150Years of Literary Dominance』(The Bront? Society)などがある。

目次

日本版への序文
本文の内容説明と本書の使い方
序 言——今日を変え、今日に挑戦する
第1部 イングリッシュ・スタディーズ序論
 1 どの「イングリッシュ」か
 2 英語、英文学、イギリス文化は一つなのか、それとも多くあるのか
 5 どのように研究するか ほか
第2部 理論上の立場と実践方法
実践理論—実用モデル/実践批評と(古い)ニュー・クリティシズム/フォルマリスムから機能主義へ/心理学的方法/マルクス主義、文化的唯物論、新歴史主義/フェミニズムとジェンダー、セクシュアリティ/ポスト構造主義とポストモダニズム/ポストコロニアリズムと多元文化主義/新折衷主義へ向けて—倫理学、美学、エコロジー
第3部 一般的なトピック
不在と現前、空隙と沈黙、中心と周縁/訛り(accent)と方言(dialect)/美学と快楽、芸術と美/自/伝記とライフライティング—自己と他者/聖書・聖なる書・神話/カノンと古典/喜劇と悲劇、カーニヴァルと不条理/創造的ライティング、創造性、再—創造/演劇(drama and theatre)・映画・テレビ/前景・背景・視点/テクストのジャンルと種類/イメージ・イメジャリー・イマジネーション/物語と歴史の中のナラティヴ—小説・ニュース・映画/リアリズムと表象/スピーチと会話、モノローグとダイアローグ/標準と標準化、変体とヴァリエーション/翻訳と翻訳研究/作詩法││音律・歩格・押韻/ライティングとリーディング、リスポンスとリライティング ほか
第4部 テクスト活動と学習戦略
精読のための枠組みとチェックリスト/レポートからインターネットまでのライティングと調査/従来とは異なる批判的・創造的ライティング様式
第5部 サンプルテクスト集
 1 詩・歌謡・パフォーマンス
 2 散文フィクション・ライフライティング・ニュース
 3 台本と書き起こし、モノローグとダイアローグ
 4 間テクスト小品群
第6部 文法・言語学用語集

関連書

ページの上部へ▲