縄文海進と子母口貝塚



著訳者名 松島 義章 /村田 文夫 著
副題 先史時代の川崎の海を復元する
書名ヨミ ジョウモンカイシントシボクチカイヅカ
仕様/ページ数 A5判/並製/93ページ
定価 700円+税
ISBN 978-4-7791-5070-8
出版年月日 2019/7/12

 

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縄文時代、温暖化で海水が陸地部に浸水した現象、縄文海進のため、貝類や魚類等の食糧が得られ、それら堆積物が縄文貝塚となった。本書は、こうした自然科学(海進)と人文科学(貝塚)の関係を神奈川の史跡を例に解説する。【品切】

目次

序 章 自然史資料と考古資料の出会い

第一章 多摩川の下流部に位置する川崎の地形
 一 川崎の位置とその地形
 二 川崎沖積平野の地質

第二章 多摩川低地の沖積層を調べる
 一 川崎駅前地下街「アゼリア」で多摩川低地の沖積層調査がはじまる
 二 現在と異なる古多摩川の流路
 三 川崎市域下流域の沖積層に穿った三本のボーリング・コア
 四 多摩川の河床に露出していた縄文時代のカキ礁化石
 五 多摩川・鶴見川低地に見られる海岸線の変遷

第三章 科学的な考古学の夜明け
 一 アメリカ人エドワード・シルベスター・モースと大森貝塚の発掘調査
 二 周知されなかった南加瀬貝塚(川崎市幸区)の成果と、その顛末
 三 子母口貝塚の発掘史と、市教育委員会による発掘

第四章 待望されていた子母口貝塚資料の公開と、周辺遺跡の動静
 一 山内清男が発掘したD地点貝塚の資料
 二 台地先端部に群在する貝塚遺跡群は語る

終 章 楽しい出会いを悦ぶ

著者プロフィール

松島 義章(マツシマ ヨシアキ)
昭和11年12月、長野県下伊那郡伍和村生まれ。
横浜国立大学学芸学部地学科卒、理学博士(東京大学)。
神奈川県立博物館学芸部・地学学芸員として勤務。
神奈川県立生命の星・地球博物館・地学専門学芸員
として勤務、学芸部長。
放送大学大学院、玉川大学、日本大学、北里大学ほかで
非常勤講師をつとめる。
日本第四紀学会名誉会員、日本古生物学会名誉会員、
神奈川県立生命の星・地球博物館名誉館員。
主な著書
『先史時代の自然環境』(東京美術)、
『貝が語る縄文海進―南関東、+2℃の世界 増補版』
(有隣新書六四、有隣堂)、
『デジタルブック最新第四紀学』
(完新世の貝化石、日本第四世紀学会、丸善)。

村田 文夫(ムラタ フミオ)
昭和18年3月、川崎市生まれ。
立正大学文学部史学科卒。川崎市教育委員会勤務。
文化財の調査・保護行政及び博物館学芸員などに従事。
かわさき市民アカデミー(前)副学長。
立正大学・日本大学で非常勤講師。
主な著書
『縄文のムラと住まい』(考古民俗叢書、慶友社)、
『関東の古代遺跡逍揺』(六一書房)、
『武蔵国橘樹官衙遺跡群の古代学』
(川崎学双書シリーズ1、かわさき市民アカデミー)。