[増補改訂版]浪曲論

著訳者名 | 稲田和浩 著 |
副題 | |
書名ヨミ | ゾウホカイテイバン ロウキョクロン |
仕様/ページ数 | 四六判/並製/264ページ |
定価 | 2,000円+税 |
ISBN | 978-4-7791-2816-5 |
出版年月日 | 2022年4月18日 |
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内容紹介
これぞ浪曲論の決定版!
「バカは死ななきゃ治らない!」
ラジオで聴いた名調子、明治から昭和初期まで大衆芸能の玉座に
君臨した浪曲。代表的な作品を通して世に知られた主題を論じ、
その隆盛と衰退の要因を徹底的に分析。本書は2013年刊行の
『浪曲論』の改訂版。
2015年、惜しまれつつ死去した浪曲師・国本武春をめぐる論考を増補。
没後7年、国本武春を追善す!
目次
はじめに
増補改訂版まえがき
第一章 浪曲論
一 浪曲の衰退の理由
二 浪曲と浪花節はどう違うか?
三 素人浪曲と銭湯の関係
四 正岡容と浪曲
五 ネタ数が少ない浪曲師について
第二章 浪曲作品論
一 義士伝
二 安中草三郎
三 紺屋高尾
四 清水次郎長伝
五 天保水滸伝
六 佐渡情話
七 壷坂霊験記
八 天保六花撰
九 杉野兵曹長の妻
十 乃木将軍伝
十一 野狐三次
十二 唄入り観音経
十三 佐倉義民伝
十四 唐人お吉
十五 父帰る
十六 英国密航
十七 芝浜の革財布
十八 浪花節じいさん
お仲入り
木馬亭人名録
第三章 浪曲におけるテーマとは何か
一 義理・人情を語る
二 なにがなにして
三 浪曲とは何か
増補改訂版のための追記
一 国本武春が残したもの
二 新作浪曲のいま
注
浪曲関係者人名録
参考文献
あとがき
増補改訂版あとがき
著者プロフィール
1960年東京生まれ。演芸作家、落語評論家。日本脚本家連盟、社団法人日本放送作家協会所属。民族芸能を守る会相談役。作者部屋(歌舞伎作家のこと)同人。日本大学芸術学部演劇学科卒業。タウン誌記者、コピーライターなど、1986年頃より作家活動。演芸(落語、講談、浪曲、漫才)の台本、邦楽(長唄、新内、琵琶など)の作詞、演劇の脚本、演出など。2019年には初となる時代小説を上梓。主な著書には『食べる落語 いろはうまいもんづくし』『恋する落語 男と女のいろはづくし』『落語からわかる江戸の恋 (いろは落語づくし)』『落語からわかる江戸の旅(いろは落語づくし)』『昭和の名人 この一席』(教育評論社)『落語が教えてくれる生活の知恵30』(明治書院)『落語に学ぶ大人の極意』『水滸伝に学ぶ組織のオキテ』『江戸落語で知る四季のご馳走』『江戸のいろごと 落語で知る男と女』(平凡社新書)『そんな夢をあともう少し 千住のおひろ花便り』『女の厄払い 千住のおひろ花便り』『豪傑 岩見重太郎』(祥伝社文庫)『おやこで楽しむ講談入門』『おやこで楽しむ講談ドリル』(宝井琴星監修、彩流社)『落語 演目・用語事典』(稲田和浩編、日外アソシエーツ)等多数ある。