「ハルモニ、歌ってあげるね」



著訳者名 安藤 清史 著
副題 アイヌ、コリアンと共に生きる
書名ヨミ ハルモニウタッテアゲルネ
仕様/ページ数 四六判/並製/240ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-7791-2800-4
出版年月日 2021/12/3



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社会運動を底辺で担った魂の記録。

北海道に生まれ、学生運動や山谷でのアイヌ、在日朝鮮人の妻と子との交流やその活動の中で培った、知られざる地域と民族に密着した生き方を自ら辿り、引続く地道な個人の戦いを描く。

目次

第1章 日高山脈に抱かれて
 父母の来歴――戦争をはさんで
 我が家のルーツ探し
 僕の子供時代
 日高村、荻伏の小学校とアイヌの人たち
 「UFO、熊、嵐」の中学生時代の思い出
 小樽の高校時代
 受験教育への反発と宣教師たちとの出会い

第2章 アイヌと〈神〉と
 大学入学と宗教への接近
 学生YMCAとキリスト者の「戦争責任」
 米兵との〈神〉とは何かをめぐって
 アイヌ問題と三里塚空港反対闘争
 アイヌ・キタさんとの出会い
 キタさんと共に山谷への深いかかわり
 非公然のアイヌ革命委員会の結成
 アイヌ問題と選挙
 主役が代わったアイヌ解放研究会
 キタさんの死
 遺稿集『イフンケ(子守歌)』の刊行

第3章 ヨンジャと共に
 ヨンジャとの出会い
 入管の実態とヨンジャの養父
 在日として生きることの困難さ
 ささやかな結婚式
 「ハルモニ、歌ってあげるね」
 パチンコ店と風俗営業法
 父の死
 改正「風俗適正化法」施行
 「チョンソリ(鐘の音)」の発行

第4章 地域に生きる
 加藤登紀子コンサートと「チョンソリ号」
 東日本大震災と被災者支援コンサート
 地震とマンションの管理組合の活動
 川口市民フォーラムとコリアンウイーク
 国際交流フェスティバルとアイヌブース
 ピョンヤン訪問とテコンドーとの一六年
 僕は日本人、妻は朝鮮人、子供たちは朝鮮学校
 子供たち三姉妹の生き方

著者プロフィール

安藤 清史(アンドウ キヨシ)
1950年北海道虻田郡洞爺村(現洞爺湖町)に生まれる。父が食糧庁で米等の検査官だったので日高地方を点々と転勤・転校を繰り返す。高校まで北海道にいて、大学受験で本州に渡る。1969年、70年盛んだった学生運動だったが、運動・組織の分裂で結集軸が無くなり、以来、大学闘争や三里塚闘争に自力参加し、山谷でアイヌのキタさんと出会いフラクションを開始、キタさんの死まで行動を共にする。その後、在日朝鮮人の妻と子供を守るため埼玉県川口市を中心に、ささやかな地域活動を展開し、今日に至っている。