ヴィという少女

著訳者名 キム・チュイ 著 /関 未玲 訳
副題  
書名ヨミ ヴィトイウショウジョ
仕様/ページ数 四六判/上製/168ページ
定価 2,200円+税
ISBN 978-4-7791-2771-7
出版年月日 2021/9/22
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主人公のヴィは末娘として生まれ、大切にかわいがられて育つ。そんな平穏な日々は政況の混乱により奪い去られる。

危機のさなか、幼少時から裕福な家系に生まれた父に家族を守るだけの勇気はなく、母子たちは父を残し、故郷ベトナムからの脱出を余儀なくされて国外へと逃れる。

新天地となったカナダで母や兄、友人たちと過ごすうちに、ヴィは鳥類学者の青年ヴァンサンと出会う。
彼とともに過ごしながら、まるで渡り鳥のように世界中を飛び回るうちに、ヴィは、とある思いを強めてゆく……

著者プロフィール

キム・チュイ(Kim Thúy)
ベトナム系カナダ人作家。
1968年、ベトナムのサイゴン(現ホーチミン市)に生まれる。
10歳で、カナダに移民。モントリオール大学で学んだ後、裁縫師、
通訳、弁護士、レストラン経営者などを経て、2009年に処女作 Ru
を発表し、同作でカナダ総督文学賞など数々の文学賞を受賞。
現在はモントリオールに在住し、執筆活動に専念している。
2018年、世界26カ国で翻訳出版され、ベトナム戦争後の混乱の中、
ボートピープルとなってカナダに渡った少女を描いた自伝的小説である
『小川 Ru』(山出裕子 訳、彩流社、2012年)が、
「ニュー・アカデミー文学賞」にノミネートされる。

関 未玲(セキ ミレイ)訳
立教大学 外国語教育研究センター 准教授。
著訳書等に
『マルグリット・デュラス 声の〈幻前〉 小説・戯曲・映画』
(「デュラス、〈声〉をめぐるエクリチュールの試み 関未玲」所収、
 森本淳生、ジル・フィリップ 編、水声社、2020年)、
『Marguerite Duras à la croisée des arts』
(Mirei SEKI、Michelle Royer他著、Peter Lang Publishing、
 2019年)、
『サ・マルシュ?』
(関未玲、小倉和子、石川文也、Anthony do Nascimento 著、
 駿河台出版社、2018年)、
『フランス語ほんとうに必要なところをまとめました。 CD BOOK』
(関未玲 著、ベレ出版、2018年)、
「キム・チュイ作品に見られる相対化されたオリエンタリズム」
(所収『ケベック研究 Revue Japonaise des etudes quebecoises』、
 日本ケベック学会 編、2018年)などがある。