カオスの社会史



著訳者名 髙橋 和雅 著
副題 戦間期シカゴのニアウエストサイド界隈
書名ヨミ カオスノシャカイシ
仕様/ページ数 四六判/上製/200ページ
定価 2,200円+税
ISBN 978-4-7791-2739-7
出版年月日 2021/2/26

 

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多様な出自の人々が集う大都市シカゴの黒人集住地域の生成と生活空間に焦点を当て、大都市の路上マーケットに象徴される「雑然として、せめぎ合う生活空間」から生みだされるエネルギーや文化創造を明らかにする一書。

目次

はじめに
第1章 マックスウェル・ストリート周辺区域の変遷
 1 ユダヤ系居住区の形成――19世紀半ばから1920年にかけて
 2 黒人居住区の形成――1920年代初頭から1930年にかけて
第2章 「雑然とした場」と化すマックスウェル・ストリート
 1 路上マーケットの成立
 2 ストリートに生じる人流
第3章 路上の変容への対応――二つの近隣組織を中心に
 1 ウエストサイド歴史協会の始まり
 2 理想を掲げて――「地域史」および「地域コミュニティ」創出の試み
 3 商店街の商人たちの試み――マックスウェル・ストリート都市改良プロジェクト
第4章 路上の変容へのまなざし――ニューベリー・アヴェニュー・センターを中心に
 1 センターの設立と福祉活動への意気込み
 2 センターの運営――まなざしを方向づける戦略
 3 ニューベリー・アヴェニュー・センターのまなざし
第5章 「路上の混沌」を生きる
 1 群がる人々、散らばる人々
 2 「路上の混沌」――多様な生を営む人々
おわりに

著者プロフィール

髙橋 和雅(タカハシ カズマサ)
専修大学大学院文学研究科PD。
共著に、
「マックスウェル・ストリートの音風景――戦間期シカゴ
 の路上マーケットをそぞろ歩けば」(『歴史のなかの人びと
 ――出会い・喚起・共感』、彩流社、2020年)、
論文に、
「ブルースの可能性――アメリカ黒人史研究における展望」
(『専修史学』第44号、2008年3月)、
「アメリカの音楽文化に関する史的視座――理論的枠組の
 構築に向けて」(『専修史学』第55号、2013年11月)、
書評に、
「松原宏之『虫喰う近代――1910年代社会衛生運動と
 アメリカの政治文化』」(『専修史学』第56号、2014年3月)他。