不安の書【増補版】
著訳者名 | フェルナンド・ペソア 著 /高橋 都彦 訳 |
副題 | |
書名ヨミ | フアンノショ ゾウホバン |
仕様/ページ数 | 四六判/上製/688ページ |
定価 | 5,200円+税 |
ISBN | 978-4-7791-2604-8 |
出版年月日 | 2019/8/6 |
ポルトガルの詩人、ペソア最大の傑作『不安の書』の完訳。長年にわたり構想を練り、書きためた多くの断章的なテクストからなる魂の書。旧版の新思索社版より断章6篇、巻末に「断章集」を増補し、装いも新たに、待望の復刊!
彩流社note ペソア『不安の書』と『不穏の書、断章』って何が違うの?
【在庫僅少 ※可読には問題ないカバー・本体のスレ、ヨゴレ等がある場合がございます】
目次
紹介者フェルナンド・ペソアの序
第1部 ベルナルド・ソアレスの序論(断章)
第2部 告白
1 生前ペソアにより刊行されたか、あるいはそのために準備されたテクスト
2 予め準備されたのではないが年代順に配置されたテクスト
3 日付のないテクスト
第3部 題名のある文学的なテクスト
1 生前に詩人の発表したもの
2 年代順のもの
3 日付のないもの
【増補】
結婚に失敗した女性への助言(1)
結婚に失敗した女性への助言(2)
結婚に失敗した女性たちへの助言(3)
効果的に夢見る方法(1)
効果的に夢見る方法(3)
形而上学に従って効果的に夢見る方法
フェルナンド・ペソアと『不安の書』(高橋都彦)
訳者あとがき
断章集
著者プロフィール
フェルナンド・ペソア (著)
Fernando Pessoa (1888-1935)
20世紀前半のヨーロッパを代表するポルトガルの詩人・作家。
本名のフェルナンド・ペソアだけでなく
別人格の異名カエイロ、レイス、カンポスなどでも創作をおこなった。
邦訳に上記4名の詩選『ポルトガルの海』(彩流社、1985年/増補版1997年)、
『アナーキストの銀行家 フェルナンド・ペソア短編集』(彩流社、2019年)ほか。
散文集『不安の書』は、ペソア自身に近い男ソアレスの魂の書。
高橋 都彦(タカハシ クニヒコ) (訳)
拓殖大学名誉教授。
【著書】
『ブラジルポルトガル語の基 礎』(白水社、2009年)、
『現代ポルトガル語辞典 3訂版』(共編、白水社、2014年)ほか。
【訳書】
ジョルジ・アマード
『老練な船乗りたち──バイーアの波止場の二つの物語』(水声社、2017年)、
ジョアン・ギマランイス・ホーザ『最初の物語』(水声社、2018年)ほか。