エマソンと社会改革運動
著訳者名 | 西尾 ななえ 著 |
副題 | 進化・人種・ジェンダー |
書名ヨミ | エマソントシャカイカイカクウンドウ |
仕様/ページ数 | 四六判/上製/233ページ |
定価 | 2,500円+税 |
ISBN | 978-4-7791-2516-4 |
出版年月日 | 2018/10/11 |
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エマソンの社会改革思想を包括的に検証、奴隷制廃止運動と女性解放運動等、当時の社会改革運動との関わりを詳述し、社会改革者の側面を再評価する。家庭生活、フラーやソローとの交友関係にも焦点をあて、思想の実践も考察。
目次
序章
第1章 自然科学と進化にみる思想の原点
1 自己信頼と社会改革観
2 自然科学への関心――「対応の思想」と信仰の確立
3 進化思想と楽観主義――神意の象徴としての上昇螺旋運動
第2章 エマソンと奴隷制
1 社会への責務と正義感――個人と社会の狭間で
2 奴隷制問題と人種観を巡って
3 奴隷制廃止運動への参加
第3章 エマソンと女性の権利
1 女性解放運動への関わり――理想の女性像との葛藤
2 「女性について」(1855)にみる女性観
3 思想の変化――1869年の講演から
第4章 家庭におけるエマソンと思想の実践
1 夫婦の関係と結婚観
2 愛と友情――フラーやソローとの交友関係を中心に
3 妻リディアンと「真の女性らしさ」
終章
著者プロフィール
西尾 ななえ(ニシオ ナナエ)
津田塾大学学芸学部英文学科助教を経て、
現在、神奈川大学非常勤講師。
【著書】
『アメリカ文学にみる女性改革者たち』(共著、彩流社、2010年)、
【論文】
“Emerson and Social Reform through the Eyes of
His Wife Lidian”
(『 津田塾大学言語文化研究所報』第29号、2014年)他。