日中文化社会比較論
著訳者名 | 河原 昌一郎 著 |
副題 | 日中相互不信の深層 |
書名ヨミ | ニッチュウブンカシャカイヒカクロン |
仕様/ページ数 | 四六判/上製/276ページ |
定価 | 2,400円+税 |
ISBN | 978-4-7791-2489-1 |
出版年月日 | 2018/6/6 |
「家族と村」「民族性」「日中関係」など日中文化社会の本質的差異の具体的な内容を示す。また、その背景を明らかにし、明治以来の衝突がそうした日中の文化的相違のひとつの発現という要素を含んだものであることを説明する。
目次
序章 日中文化の異質性と衝突
第Ⅰ編 中国の家族と村
第一章 中国の家族
第二章 中国の村
第Ⅱ編 中国の社会と民族性
第三章 士大夫階級と中国社会
第四章 都市の団体
第五章 易姓革命の思想
第六章 中国人の性格・民族性
第七章 日中の文化・社会の差異
第Ⅲ編 戦前の日中関係
第八章 華夷秩序攻防期の日中関係
第九章 反日・排日活動期の日中関係
第Ⅳ編 現代の中国-国際秩序に対する脅威
第十章 東アジアでの覇権を狙う中国と習近平の「新時代」
終章 中国とどう向き合うか
著者プロフィール
河原 昌一郎(カワハラ ショウイチロウ)
福井県立大学教授。
1955年、兵庫県生、
1978年、東京大学法学部卒業 農林水産省入省、
1995年、在中国日本大使館参事官、
1998年、内閣外政審議室内閣審議官、
2001年、農林水産省課長、
2003年~、農林水産政策研究所(研究室長、上席主任研究官)、
2009年、博士(農学)〔東京大学〕、
2011年~、日本安全保障・危機管理学会理事、
2015年、博士(安全保障)〔拓殖大学〕
著書『米中台関係の分析』、『民主化後の台湾』(彩流社)、
『中国農村合作社制度の分析』(農山漁村文化協会、2009年)、
『詳解 中国の農業と農村』(農山漁村文化協会、1999年)ほか。
論文「南シナ海問題におけるフィリピンの対中国提訴に
関する一考察」『国際安全保障』(2014年9月)、
「アメリカの対台湾政策と台湾海峡ミサイル危機」
『拓殖大学大学院国際協力学研究科紀要』(2013年3月)ほか。