砂漠芸術論



著訳者名 佐々木 成明 著
副題 環境と創造を巡る芸術人類学的論考
書名ヨミ サバクゲイジュツロン
仕様/ページ数 A5判/上製/304ページ
定価 3,200円+税
ISBN 978-4-7791-2479-2
出版年月日 2018/10/18

 

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映画を含む「芸術」を和辻哲郎が論じた「風土」と環境から読み解く芸術人類学の試み。苛酷な砂漠の環境は宗教を成立させ、芸術の創造にも数々の影響を及ぼしてきた。砂漠という「風土」と芸術創造との関係を根源的に探究する。

目次

序章 砂漠の環境と芸術の関連性

第1章 砂漠始原の芸術
 1 砂漠はどのような場所なのか
 2 移動する民族
 3 古代エジプト文明と美術
 4 イスラーム教の文化と美術
 5 砂漠から始まった宗教
 6 砂漠の抽象

第2章 ヨーロッパの近代絵画とアメリカの現代美術
 1 オリエンタリストが描いた中東
 2 想像の風景画 シュルレアリスム
 3 ヨーロッパ人と砂漠
 4 ジョージア・オキーフの眼差し
 5 ビル・ヴィオラの覚醒
 6 ランド・アート
 7 アメリカの写真芸術
 8 砂漠の国のカウンター・カルチャー

第3章 西部劇と砂漠の映画史
 1 西部劇とアメリカ
 2 マカロニ・ウエスタン
 3 荒野を移動する ロバからロケットへ
 4 ローカルタウン
 5 SF映画とデス・フューチャー
 6 西部劇の惑星 スター・ウォーズ
 7 砂漠を越えて成立した西部劇 ハリウッドの功績

第4章 砂漠の映画によって表象された人間
 はじめに
 1 ロードムービー
 2 ニコラス・ローグ
 3 大地と生命 土から生まれる魂と、砂漠からの生還
 4 砂漠と戦争
 5 人害の砂漠
 6 大地に抵抗する人間の物語

第5章 日本と砂漠
 1 極東の砂漠幻想
 2 黒澤明と荒れ地
 3 奇想の砂漠
 4 淨土 照らされた大地

終章 砂漠と創造
 1 砂漠芸術の現在
 2 風土と思想
 3 大陸を移動すること

あとがき この世界を砂漠の環境から思考する 

付録
砂漠の所在
砂漠地帯の名称と分布地図
参考資料一覧

著者プロフィール

佐々木 成明(ササキ ナルアキ)
1963年、広島生まれ。映像作家。
武蔵野美術大学大学院造形研究科
デザイン専攻視覚伝達デザインコース修了。
多摩美術大学美術学部情報デザイン学科准教授。
メディアアート作品を
国内外の美術館で発表する活動と並行し、
ゲーム・デジタルコンテンツ、CM、
舞台作品の映像化、映像を使用した舞台の演出
なども手がける。
編著書に
『情報映像学入門 (情報メディア・スタディシリーズ) 』
(オーム社、2005年)がある。