探査ジャーナリズムとNGOとの協働
著訳者名 | 渡辺 周 編著 /花田達朗 編著、他 |
副題 | |
書名ヨミ | タンサジャーナリズムトエヌジーオートノキョウドウ |
仕様/ページ数 | A5判/並製/63ページ |
定価 | 1,000円+税 |
ISBN | 978-4-7791-2392-4 |
出版年月日 | 2017/10/17 |
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ジャーナリズムが担う役割の一端を担っているともいえるNGO。そんな市民組織と探査ジャーナリズムのニュース組織が連携すれば主流メディアを超え強力な力となってニュースを発信できる可能性がある。ワセクロブックレット第3弾
目次
そこにある可能性:
NGO・NPOの台頭とジャーナリムズの弱体化
;花田 達朗
日本のジャーナリズムのパースペクティブ
;野中 章弘
ジャーナリズム・アクティビズム・アカデミズムの接続
;金 敬黙
ジャーナリズムとNGO・NPOとの連携を求めて
;金 敬黙・内海 旬子・渡辺 直子・渡辺 周
探査ジャーナリズムの強化と財源モデルの開発
;加地 紗弥香
著者プロフィール
渡辺 周(ワタナベ マコト)
1974年神奈川県生まれ。ワセダクロニクル編集長。
朝日新聞記者時代は特別報道部などで調査報道を担当する。
高野山真言宗の資金運用や製薬会社の
医師への資金提供の実態などを報じたほか、
原発事故後の長期連載「プロメテウスの罠」取材チーム
の主要メンバーとして、高レベル核廃棄物のテーマにした
「地底をねらえ」などを執筆。
共著等に
『プロメテウスの罠3 福島原発事故、新たなる真実』
『プロメテウスの罠6 ふるさとを追われた人々の、魂の叫び!』
( 以上、学研パブリッシング)、
『始動! 調査報道ジャーナリズム』(編著、彩流社)、
『市民とつくる調査報道ジャーナリズム』(編著、彩流社)。
花田 達朗(ハナダ タツロウ)
1947年長崎県生まれ。
早稲田大学教育・総合科学学術院教授。
早稲田大学政治経済学部卒業、
ミュンヘン大学大学院博士課程満期退学。
東京大学大学院情報学環教授、学環長を経て、
2006年から現職。
2007年より早稲田大学ジャーナリズム教育研究所所長、
2015年より同大学ジャーナリズム研究所所長を務める。
専門は社会学、メディア研究、ジャーナリズム研究。
ジャーナリスト養成教育も行なってきた。
単著に『公共圏という名の社会空間
-公共圏・メディア・市民社会』(木鐸社)、
『メディアと公共圏のポリティクス』(東京大学出版会)、
共著等に
『調査報道ジャーナリズムの挑戦
ー市民社会と国際支援戦略』(旬報社)、
『始動! 調査報道ジャーナリズム』(編著、彩流社)、
『市民とつくる調査報道ジャーナリズム』(編著、彩流社)
など。
野中 章弘(ノナカ アキヒロ)
1953年兵庫県生まれ。アジアプレス・インターナショナル代表。
早稲田大学ジャーナリズム大学院教授。
インドシナ難民、アフガニスタン内戦、東ティモール紛争など
アジアの現場を取材。
著書『ビデオジャーナリズム入門』(はる書房)、
『ジャーナリズムの可能性』(岩波書店、編著)他。
金 敬黙(キム ギョンムク)
早稲田大学ジャーナリズム研究所員(早大文学学術院教授)。
1999~2002年まで
日本の国際NGO・日本国際ボランティアセンタースタッフ。
加地 紗弥香(カジ サヤカ)
ワセダクロニクルシニアリサーチャー。
2017年早稲田大学文化構想学部卒業。
ワセダクロニクル創刊特集「買われた記事」の取材も担当。
ワセダクロニクル
Waseda Chronicle
早稲田大学ジャーナリズム研究所が運営する調査報道メディア。
同研究所の研究プロジェクトのひとつとして、
2016年3月11日に
「早稲田調査報道プロジェクト
(WIJP:Waseda Investigative Journalism Project)」が発足、
2017年2月1日に「ワセダクロニクル」を創刊した。
「ワセダクロニクル」は
発信媒体の名称であり、かつニュース組織の名称である。
「ワセダクロニクル」には、
ジャーナリズム研究所長から推挙され、
大学から嘱任を承認された招聘研究員が
シニアリサーチャーとして参加している。
ジャーナリストのほか、エンジニアや
ウェブデザイナーらがメンバー。
ジャーナリストを目指す学生もリサーチャーとして
参加する(早稲田大学以外からも参加)。
学生の教育機能も担い、
日本のジャーナリズム全体の底上げを目指す。
国内の他のニュース組織やフリーランスとの協力や連携、
海外の非営利ニュース組織との提携も積極的に進めていく予定。
編著に『始動! 調査報道ジャーナリズム』(編著、彩流社)、
『市民とつくる調査報道ジャーナリズム』(編著、彩流社)。