スタインベックの物語世界



著訳者名上 優二 著
副題生と死と再生と
書名ヨミスタインベックノモノガタリセカイ
仕様/ページ数四六判/上製/328ページ
定価3,400円+税
ISBN978-4-7791-2388-7
出版年月日2017/11/27


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今日的課題を真摯に受け止め、20世紀米国に大きな痕跡を残したノーベル賞作家スタインベック。人間観の特質と変遷を検証、普遍的価値を再評価する。ホイットマン、ソローとの比較考察、1957年の来日エピソードも紹介。

目次

序論 スタインベック文学の特質

第1章 処女作『黄金の杯』
──スタインベック文学の萌芽

第2章 『知られざる神に』
──「日常の世界」から「神話の世界」へ

第3章 『トーティーヤ・フラット』
──アーサー王伝説のテーマとパラドックス

第4章 スタインベックの人間像
──個人と集団の二重性

第5章 『はつかねずみと人間』
──自然主義文学的特質と社会的弱者への眼差し

第6章 『怒りのぶどう』の物語世界
──ホイットマン「私自身の歌」との比較考察

第7章 『キャナリー・ロウ』
──「道」の世界を探る

第8章 スタインベックの「潮だまり」とソローの「湖」
──宇宙像を育む場

第9章 『爛々と燃える』〈劇小説〉
──殺す側の態度

第10章 『エデンの東』のパラドクシカルな物語世界
──解放の哲学とピューリタニズムの残照

第11章 『チャーリーとの旅』と『アメリカとアメリカ人』
──スタインベックのアメリカ観

第12章 国際ペン東京大会と「ノーベル文学賞受賞演説」

著者プロフィール

上 優二(カミ ユウジ)
元創価大学文学部人間学科教授。アメリカ文学専攻。
【著書】
『スタインベックを読みなおす』(共著、開文社出版、2001年)、
『スタインベック──生誕100年記念論文集』
(共著、大阪教育図書、2004年)、
『楽しく読むアメリカ文学──中山喜代市教授古希記念論文集』
(共著、大阪教育図書、2005年)、
John Steinbeck and His Contemporaries
(共著、Scarecrow Press、2007年)、
East of Eden: New and Recent Essays
(共著、Rodopi Press、2013年)ほか
【訳書】
『スタインベック全集第16巻
 チャーリーとの旅・アメリカとアメリカ人』
(共訳、大阪教育図書、1998年)。